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室田失速、H.アーウィンに並ばれるも首位キープ

2011/05/29 11:40
室田失速、H.アーウィンに並ばれるも首位キープ

 

 初日から快調にトップを走って来た室田淳だったが、3日目にしてペースダウン。なんとか首位の座は守ったがヘイル・アーウィン(米)に並ばれてしまった。

 ケンタッキー州バルハラGCで行なわれている米チャンピオンズツアーのシニアPGA選手権は現地時間28日、日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。暫定トップでこの日をスタートした室田は、スコアを落としながらも通算9アンダーでアーウィンと並び首位を分け合った。

 初日、2日目と目の覚めるようなバーディ攻勢で他を圧倒した室田だったが、第3ラウンドでは1番でいきなりボギーを叩く波乱の幕開け。それでも前半は2バーディ、2ボギーのイーブンパーにまとめたが、後半に入り11番でボギー、12番でダブルボギーを叩いてスコアを落とすと、終盤はスコアカード通りのプレーでチャージはならなかった。

 一時はアーウィンに逆転を許したが、何とか2オーバー74で凌ぎ通算9アンダーとした室田は、最終18番パー5で痛恨のダブルボギーを叩いたアーウィン(2アンダー70)と並び最終日を首位タイで迎えることになった。失速したとはいえ室田にとってアメリカでの初優勝を狙える絶好のポジション。アドバンテージを活かして最後まで先頭でゴールを駆け抜けたい。

 その他上位は通算8アンダー単独3位にトム・ワトソン(米)、通算7アンダー単独4位にトレバー・ドッズ(米)、通算6アンダー単独5位にニック・プライス(ジンバブエ)がつけている。

 日本勢は倉本昌弘が通算6オーバー56位タイ、加瀬秀樹が通算11オーバー72位タイの下位に沈んだ。そのほか、尾崎直道は第2ラウンドの上がり3ホールで3つスコアを落として通算7オーバーとなり、池内信治(通算7オーバー)、高見和宏(通算11オーバー)とともに決勝ラウンド進出を逃している。

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