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エース達成のS.ストリッカーが首位浮上! 今田14位タイ

2011/06/04 10:25
エース達成のS.ストリッカーが首位浮上! 今田14位タイ
単独首位に浮上したベテランのS.ストリッカー。8番パー3では自身ツアー2度目のホールインワンを達成した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ベテランのスティーブ・ストリッカー(米)が、自身ツアー2度目のホールインワンを達成しトーナメントをリードした。

 世界最多のメジャー18勝を誇る“帝王”ジャック・ニクラウス(米)がホストを務める米男子ツアー、ザ・メモリアル・トーナメント(オハイオ州、ミュアフィールド・ビレッジGC)は現地時間3日、第2ラウンドの競技を終了。ストリッカーが、8番パー3でエースを達成するなど5アンダー67をマークし、通算9アンダーまでスコアを伸ばして後続に3打差をつけ単独トップに躍り出た。

「8番は186ヤードの難しいパー3。毎年上手くいかず苦手意識があるホールだが、今日は左から右への風に右から左に曲がるドローボールをぶつけてピンを狙って行った。どうやってカップインしたか見てないけど、パターで打ったみたいにきれいに入ったようだね。いい形でラウンドを締めくくれて良かった」と笑顔のストリッカー。10番スタートのこの日は前半1バーディ、2ボギーの1オーバーとふるわず「集中力を失っていた」と言うが、後半は8番でのホールインワンの他4つのバーディを奪ってリーダーボードの最上段まで駆け上がった。

「最近は出場する試合を絞っている」という44歳は、1か月に2試合のペースでトーナメントに出場。オフの週はクラブを握らず「たまに妻とゴルフを楽しむくらい」と優雅な生活を送っている。だが入れ込みすぎないマイペースが試合での集中力を持続する秘訣なのだとか。40歳を過ぎて尚、若手を凌駕するベテランの存在は、他の選手にとって脅威になりそうだ。

 一方、初日トップのローリー・マキロイ(北アイルランド)は6バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの出入りの激しいゴルフでイーブンパー72止まり。通算6アンダー2位タイに後退し「今日は凡ミスが多過ぎた。フェアウェイのど真ん中からショートアイアンでグリーンを狙いながらボギーを叩いたホールが2つもあった。ポジション的には悪くないが明日からはミスを抑えなければ」と反省の弁を口にした。「この試合は1年のうちで一番気合いが入る。コースも好きだしジャック(・ニクラウス)の試合で勝てたら、これ以上の喜びはない」と言う若手の星が狙うはもちろん優勝の二文字だけだ。

 マキロイと同じ2位タイにリッキー・バーンズ(米)、ロッド・パンプリング(米)、ジョナサン・バード(米)がつけ、世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)は通算5アンダー6位タイとまずまずのポジションをキープしている。

 前週優勝争いに惜しくも敗れたものの3位と健闘した今田竜二は、課題のパットが上向きで6バーディ(2ボギー、1ダブルボギー)を量産し2アンダー70をマーク。通算3アンダーとして初日の35位タイから14位タイに順位を上げ、決勝ラウンドでの戦いが楽しみになってきた。

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