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世界No.1、Y.ツェン単独トップ浮上! 美香も奮闘

2011/06/12 10:22
世界No.1、Y.ツェン単独トップ浮上! 美香も奮闘

 

 ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)が、開幕戦以来となるシーズン2勝目に王手をかけた。

 米女子ツアー、LPGAステート・ファーム・クラシックは現地時間11日、イリノイ州パンサー・クリークCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。この日2位タイからスタートしたツェンがノーボギーの6アンダー66をマークし通算17アンダーで単独トップに浮上。1打差の単独2位に前日までトーナメントを引っ張ったミンディ・キム(米)が続き、通算14アンダー3位タイに2週連続優勝を狙うブリタニー・リンシコム(米)とシャンシャン・フェン(中)がつけている。

 ムービングデーに好スコアが続出したこの日、ツェンがスタートする前すでにステイシー・ルイス(米/通算10アンダー11位タイ)が8アンダー64でホールアウトするなど、リーダーボードを急浮上する選手が多数出た。そのためツェンは「コンディションがそんなに易しいのだろうか?」と首を捻ったのだと打ち明ける。しかし実際スタートしてみると「風向きが2日目までとは逆で、パー5で2オンを狙えないホールがあった」と難易度が増していることに気づく。そこで「順位ではなく我慢強いプレーをすることを心がけた」と無謀な攻めを封印。確実にフェアウェイをキープしグリーンを外さないセオリー通りのゴルフでノーボギーの完璧な内容を実現した。

 アメリカでシーズンが始まる前に台湾で1勝、オーストラリアで2連勝し、タイで行われた米ツアー開幕戦で優勝。その勢いのまま突っ走るかと思われたが故障もあって2勝目が遠かった。しかしすでにトップ10に6回入るなど安定感は抜群。不動の世界No.1への足がかりを作るためにも負けられない戦いが続く。

 一方、日本勢は唯一予選を突破した宮里美香が健闘。前半1イーグル、2バーディをマークした以外はパープレーが続いたが、ノーボギーの内容には本人も納得。通算9アンダーとし、ミッシェル・ウィー(米)らと並び14位タイに順位を上げている。

 尚、ディフェンディング・チャンピオンのクリスティ・カー(米)は通算13アンダー単独5位。ツアー最年長優勝更新を狙うジュリー・インクスター(米)が通算12アンダーで6位タイ。上田桃子と野村敏京は予選ですでに姿を消している。

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