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S.ガルシア完全復活なるか!? 首位に2打差の2位タイ浮上!

2011/06/26 10:55
S.ガルシア完全復活なるか!? 首位に2打差の2位タイ浮上!

 

 センセーショナルなデビューを飾った当初はタイガー超えの最右翼と期待されながら、この2年低迷を続けているセルヒオ・ガルシア(スペイン)が遂に復活の狼煙を上げた。

 欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープン(ドイツ、ミュンヘン・アイケンリードGC)は現地時間25日、第3ラウンドの競技を終了。首位に6打差の30位タイからスタートしたガルシアは4連続を含む9バーディ(1ボギー)を量産し8アンダー64をマーク。通算12アンダーまで伸ばして首位のマーク・フォスター(英)に2打差の2位タイと復活Vに向け絶好のポジションを確保した。

 31歳のガルシアは「明日、優勝を狙える位置にいられるとは思っていなかったので嬉しい誤算。先週の全米オープンで良いプレーが出来た流れそのままの勢いがある。パッティングの調子が随分上向いている」と前週のメジャーでもトップ10入りするなど、復活の気配を漂わせている。

 かつて“神の子”の異名を取り、数年前にはタイガー・ウッズ(米)に次ぐ世界ランク2位につけていたガルシアだが、目下同ランク64位とメジャーに無条件で出場できるトップ50圏外に去っている。そのため、全米オープンへも予選会を勝ち上がっての滑り込み出場。このままでは予選会を左手の爪の感染症で途中棄権した全英オープン(現地時間7月14〜17日/英国、ロイヤル・セントジョージズGC)への出場資格がないため、今大会で上位に入り、直前の賞金ランクあるいは世界ランクによる出場権獲得を目指している。

 昨年は「ゴルフに対する情熱がまだあるのか試したい」と試合から離れ、自分を見つめ直す“荒治療”に打って出てリフレッシュを計ったガルシア。その成果が徐々に出つつある今、ファンは彼の完全復活を首を長くして待っている。

 その他上位は、ガルシアと同じ2位タイにレティーフ・グーセン(南ア)、パブロ・ララサバル(スペイン)、ロバート・コールズ(英)、ジョージ・コージー(南ア)がつけ、18歳のマッテオ・マナッセロ(伊)が通算10アンダーで30位タイから9位へ急浮上。しかし初日から首位を守ってきたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は11番パー5でまさかの『9』を叩いたのが響き、通算9アンダー10位タイまで順位を下げた。また、地元期待のマーティン・カイマー(独)は通算6アンダーで23位タイに足踏みしている。

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