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藍&美香スタート出来ず暫定5位タイ さくら暫定41位タイ

2011/07/09 13:06
藍&美香スタート出来ず暫定5位タイ さくら暫定41位タイ
2日連続のサスペンデッドとなった全米女子オープン2日目。この日36ホールをプレーした横峯は午後回った第2ラウンドでスコアを崩し通算4オーバー暫定41位タイにつけている。(写真提供:AP/アフロ)

 

 初日が雷雨でサスペンデッドとなった米女子ツアー今季メジャー第3戦、全米女子オープンは現地時間8日、コロラド州のザ・ブロードムーア イーストCを舞台に第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、この日も午後になって雷雲が発生。多くの選手が第2ラウンドをスタート出来ないまま日没を迎え、2日連続サスペンデッドが決定した。

 日本勢で36ホールをプレーし終えたのは横峯さくらと諸見里しのぶの2人だけ。横峯は午前中の第1ラウンドで序盤連続ボギーを叩きながら、粘り強いゴルフで1オーバー72に踏ん張り16位タイにつけると、昼食を落ち着いてとる暇もないままスタートした第2ラウンド(10番スタート)も12番、13番で連続ボギーを叩きペースを崩してしまう。しかし2オーバーで折り返した後半、3番パー5で3オン1パットのバーディを奪って流れをつかむかに思われた。ところが6番をプレー中に雷による中断でペースを乱され、再開後は上がり3ホールで2ボギーを叩き3オーバー74とスコアを崩すことに。結局、通算4オーバーとして暫定41位タイまで順位を下げた。

「我慢のゴルフが出来たような出来なかったような…」と複雑な心境をのぞかせた横峯は36ホールの長丁場を終え不完全燃焼。だが「(難しい)条件は皆同じ。(明日からも)ティーショットをフェアウェイに置くことを第1に考え、1ホール1ホール、パーを拾って行きたい」と気持ちを引き切り替えた。

 一方、前日第1ラウンド(10番スタート)の3ホールを残してサスペンデッドとなっていた宮里藍は早朝コースに戻り7番のアプローチ(第3打)からスタート。「朝の練習でそのアプローチのことだけをイメージしていた」と、グリーンサイドから絶妙のショットでピンそばに寄せて無難にパーに収めると、8番、9番もパーで凌ぎ1アンダー70でホールアウト。第2ラウンドをスタート出来ないまま2日目を終えたが「天気には勝てない。特に全米女子オープンは何が起きるかわからないので、気持ちを張りつめすぎず、抜くところは抜いてプレーに集中したい」と語った。現時点での成績は宮里美香らと並び暫定5位タイ。スロースターターの宮里(藍)にしては上々の滑り出しとなった。

 また初日1ホールもプレー出来なかった諸見里しのぶは第2ラウンドを終え通算6オーバー暫定77位タイ。初日午前組の馬場ゆかり、野村敏京、上田桃子は逆に第2ラウンドを1ホールも消化出来ず、馬場が通算4オーバー暫定41位タイ、野村が通算6オーバー暫定77位タイ、上田が通算7オーバー暫定88位タイとなっている。

 第2ラウンドを終え首位と10打差、あるいは60位タイまでの選手が決勝ラウンドにコマを進めるが、進行が大幅に遅れているため決着が月曜日にずれ込む可能性もある。

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