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全英オープン 強風予報のメジャーに挑む選手たち

2011/07/14 14:09
全英オープン 強風予報のメジャーに挑む選手たち

 

 第140回全英オープンは、開幕前から強風予報が出て、出場選手たちを戦々恐々とさせている。

 現地時間14日開幕の今季メジャー第3戦、全英オープンは、ロイヤル・セントジョージズGC(英国)がその舞台。スタートした時に雲ひとつない快晴でも、突然、強風が吹き荒れ、大雨が降り出すことも日常茶飯事で「一日のうちに四季がある」と言われる大会だが、今年はさらに厳しいものになりそうだ。大会期間中の天気予報によれば「木曜日、金曜日は時速30マイル(48キロメートル)の風が吹く」と言うもので、選手たちにとって予選ラウンドはひときわ長く、我慢を強いられるものになりそうだ。

 18ホールのヤーデージは7211ヤードだが、大会主催者のR&A担当者ですら「ティーショットはフェアウェイに届くべきだし、パー3はグリーンに届くべきだと思う。だから(風が強ければ)いくつかのティーグラウンドを前に出すつもり」と、口にするほどのタフなコンディションの中、世界のトッププレーヤーたちがどんな技を見せてくれるのか注目したい。

 前回、ここで大会が開催された2003年は、優勝したベン・カーティス(米/通算1アンダー)1人しかアンダーパーで回れていない。今回はそれ以上に難しいとR&Aが公言しているだけに、自然との戦いはさらに厳しいものになりそうだ。

 優勝候補筆頭は、先月全米オープンを制したばかりのローリー・マキロイ(北アイルランド)。さらに世界ランクNo.1の座を磐石にしつつあるルーク・ドナルド(英)、悲願のメジャー大会制覇を狙う同ランク2位のリー・ウェストウッド(英)、同ランク3位のマーティン・カイマー(独)ら欧州勢が強さを見せるか必見だ。

 今年はマスターズがチャール・シュワーツェル(南ア)、全米オープンがマキロイと欧州ツアー勢の強さばかりが目立っており、世界ランクトップ10に入っている米国勢は、スティーブ・ストリッカー(米/5位)、フィル・ミケルソン(米/6位)、マット・クーチャー(米/7位)、ニック・ワトニー(米/10位)の4人だけ。このあたりで一矢を報いたいところではある。

 日本勢は、石川遼、池田勇太、藤田寛之、平塚哲二、河井博大、高山忠洋の6人が参戦。強風吹き荒れるリンクスに挑む。

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