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T.ビヨーン、アマのT.ルイスが首位発進! 池田18位タイ

2011/07/15 11:18
T.ビヨーン、アマのT.ルイスが首位発進! 池田18位タイ

 

 第140回全英オープン(英、ロイヤル・セントジョージズGC)は現地時間14日、第1ラウンドの競技を終了。朝から強風が吹き荒れる難コンディションとなったが、アンダーパーをマークする選手が少ない中で、ベテランのトーマス・ビヨーン(デンマーク)が8年前のリベンジに向けて最高のスタートを切った。

 ビヨーンは、このロイヤル・セントジョージズGCが舞台だった2003年大会で14番を終えて単独首位に立っていた。初のメジャー制覇まであと4ホールのところだったが、16番のバンカーからの脱出に3打かかって優勝を逃した悔しい思い出がある。今大会はその苦い思いを振り払うかのように、因縁の16番で見事なバーディを奪取するなど、初日を5アンダー65でプレー。アマチュアのトム・ルイス(英)と並び首位に立った。

「最終日まで何も言わないよ。でも、今日はすごくいいプレーができた」と、言葉少ないのは18年前の思い出があるからこそ。初のメジャー制覇目指して、ビヨーンは黙々とプレーを続けるつもりだ。

 そのビヨーンと並ぶ首位に立ち、周囲を驚かせたのが20歳のアマチュア、ルイスだ。ルイスは風の収まった午後にプレーするアドバンテージを生かし、フロントナインで3アンダー32の好スコアをマークすると、バックナインも2アンダーでプレーしてみせた。ラウンド後には、「何が起きたかわからない。よく覚えていないんだ」と初々しいところを見せたが、このコースで行われた2009年のボーイズアマチュアを制しているだけに、自信はあるに違いない。

 その他上位陣は、首位と1打差3位タイにルーカス・グローバー(米)、ウェブ・シンプソン(米)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)。2アンダー6位タイにはグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、マーティン・カイマー(独)、ダレン・クラーク(北アイルランド)ら実力者12人が控える。

 その他有力選手は、アダム・スコット(豪)、ブッバ・ワトソン(米)が1アンダー69の18位タイ。フィル・ミケルソン(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)はイーブンパー70で36位タイにつけた。全米オープン覇者のローリー・マキロイ(北アイルランド)、世界ランクNo.1のルーク・ドナルド(英)、No.2のリー・ウェストウッド(英)、マスターズ優勝のチャール・シュワーツェル(南ア)が1オーバー71の51位タイ。アーニー・エルス(南ア)、トム・ワトソン(米)は2オーバー72で71位タイとなっている。

 日本勢は、1アンダー69の18位タイに池田勇太がつけ、高山忠洋もイーブンパー70の36位タイと健闘している。一方で、石川遼が4オーバー74で107位タイ、藤田寛之、平塚哲二、河井博大は5オーバー75の126位タイと苦戦している。

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