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T.ワトソンの全英マジック再び! アマ、T.ルイスの前でエース

2011/07/16 01:28
T.ワトソンの全英マジック再び! アマ、T.ルイスの前でエース

 

 還暦を目前に控えていた一昨年の全英オープンで、優勝はならなかったもののプレーオフまで駒を進めたトム・ワトソン(米)が、得意の舞台で再び“マジック”を披露した。

 現在61歳のワトソンは現地時間15日の全英オープン第2ラウンド(英、ロイヤル・セントジョージズGC)で、同組で回った初日首位タイ発進の20歳のアマチュア、トム・ルイス(英)の前でホールインワンを達成して見せた。

 エースを達成したのは6番178ヤードのパー3。4番アイアンで放ったワトソンのティーショットがグリーンにワンバウンドしカップに飛び込んで消えた。ギャラリーの大歓声でホールインワンを確信したワトソンは万歳のポーズで喜びを表現すると、もう1人のプレーイングパートナー、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とハイタッチ。ルイスとも固い握手を交わし、ギャラリースタンドに向かって一礼して見せた。「入るところを見たかったね」とカップインの瞬間を見逃したワトソンは残念がったが、61歳の快進撃にはただただ舌を巻くばかり。ちなみに、ワトソンのメジャー大会でのホールインワンは、1980年にバルタスロルで行われた全米オープンに次ぐ2度目となった。

 初日に池田勇太と同組で回ったダスティン・ジョンソン(米)が16番でホールインワンを達成しており、ワトソンのエースは今大会2人目の快挙。中盤に3連続ボギーを叩いて結局イーブンパー70にとどまったが、通算2オーバーで予選突破圏内をキープしている。

 そのワトソンの名前をとってトムと名付けられた青年ルイスが伝統の一戦で初日トップに立ったのも何かの縁。だがこの日のルイスは前日とは別人のゴルフで4オーバー74を叩き、通算1アンダーで一歩後退している。

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