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全英オープン 池田、最終日に有終の美飾れず

2011/07/18 00:08
全英オープン 池田、最終日に有終の美飾れず

 

 3日目の荒天でスコアを崩し、最終日は「思い切って行く」と気持ちを切り替えた池田勇太だったが、有終の美を飾ることは出来なかった。

 現地時間17日に行われている今季メジャー第3戦、第140回全英オープン最終ラウンド(英、ロイヤル・セントジョージズGC)。日本勢で唯一予選突破を果たした池田勇太は前日33位タイに後退し最終日の巻き返しを誓ったが、ピンがしなるほどの強風に苦しみ3バーディ、4ボギー、2ダブルボギーの内容で2日連続となる5オーバー75。通算10オーバーでホールアウトし、残念ながら最終日はスコア、順位ともに伸ばすことができなかった。

 この日はスタート直後の2番でバーディが先行し、宣言通りのチャージが現実のものになるかと期待がかかったが、次第にショットがラフにつかまるケースが増え、8番から11番までの4ホールで6つスコアを落とす(2ボギー、2ダブルボギー)大誤算。「全英の神様は微笑んでくれなかった(苦笑)」と終盤も我慢のゴルフで挽回ならず。

 それでも本人は「もったいなかったのは8番、9番、10番、11番の4ホールだけ。それ以外は強風の中で良いゴルフが出来たと思う」と手応えを口にする。「8番から11番までは行って欲しくないバンカーにつかまったり、バンカーにつかまったら目玉だったりと、行くところ行くところアンラッキーが重なった」と残念がったが、「これもゴルフ。しっかり結果を受け止め次回の全英に活かしたい」と前向きなコメントを残した。

 3度目の挑戦にして初めて決勝ラウンドを経験した池田は、大会直前に急遽出場が決まり慌ただしい中でのチャレンジだった。だが逆境の中、6人出場した日本勢の中で予選をクリアしたのは池田だけ。要所要所で光るものを見せてくれた。

 メジャーでの貴重な経験を糧に、今後の国内ツアーを大いに盛り上げてもらいたいものだ。

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