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完全復活間近!? S.ガルシアがトップ10入り

2011/07/18 03:54
完全復活間近!? S.ガルシアがトップ10入り

 

 42歳のダレン・クラーク(北アイルランド)の優勝に湧いた今季メジャー第3戦、第140回全英オープン(英、ロイヤル・セントジョージズGC)で、ここ数年深刻なスランプに陥っていたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が完全復活に向け躍動した。

 この日中盤まで優勝戦線を賑わしたのはフィル・ミケルソン(米)。メジャー獲りのプレッシャーからか硬さが目立つクラークを尻目に序盤から4バーディ、1イーグルを奪って一時首位に並んだ。結局後半は失速して2位タイに甘んじるのだが、そのミケルソンより前にチャージをかけたのがガルシア。7番までに4つのバーディを奪い、一気に優勝が狙える位置に浮上するかに思われた。

 ところが、難易度の高い8番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いて失速。勝負どころの上がり3ホールはバーディ、ボギー、バーディで締めくくったがスコア的には2アンダー68止まり。勝ったクラークに7打差の通算2オーバー9位タイで大会を終えた。

 とはいえガルシアは6月に行われた全米オープンで7位タイに入った勢いそのまま、メジャー2試合連続となるトップ10入りを果たし、ここにきて復調ぶりが顕著になってきた。10代の頃からタイガー・ウッズ(米)とメジャーの舞台で優勝争いを演じ、“神の子”の名を欲しいままにしてきたスペインの星。だがここ数年のスランプですっかり主役の座を若いリッキー・ファウラー(米)やローリー・マキロイ(北アイルランド)に奪われ、存在感はがた落ちだった。

 しかしメジャーのビッグイベントで2試合連続で結果を出したということは、完全復調のきざしが見えてきた証拠。“神の子”にとって今季残されたメジャーVのチャンスはあと1つ。8月の全米プロゴルフ選手権(ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)でも是非優勝争いを演じ、今度こそ金星を射止めてもらいたい。

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