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B.ワトソン優勝戦線浮上! A.ノレンは首位キープ

2011/07/23 11:17
B.ワトソン優勝戦線浮上! A.ノレンは首位キープ

 

 飛ばし屋ブッバ・ワトソン(米)が、後半の4連続バーディでリーダーボードを急浮上した。

 現地時間22日、欧州ツアーのノルデア・スカンジナビアン・マスターズはブロ ホーフ スロットGC(スウェーデン)を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位タイ発進のアレクサンダー・ノレン(スウェーデン)が6アンダー66をマークし、通算11アンダーで単独トップの座をキープする中、この日22位タイからスタートしたワトソンが9番でイーグルを奪った後、4連続を含む5バーディを量産し通算6アンダー3位タイに順位を上げた。

 ノレンに3打差の単独2位にシブ・カプール(インド)がつけた他、ジャコ・ヴァン・ジル(南ア)がワトソンと並んで3位タイ。通算5アンダー5位タイに2008年の賞金王ロバート・カールソン(スウェーデン)、アンソニー・ウォール(英)、スコット・ヘンド(豪)らが続いたが、カールソンと同姓同名のアマチュアで初日トップタイ発進のロバート・カールソン(スウェーデン)はスコアを3つ落とし、通算2アンダー20位タイに後退した。

「このコースはしょっちゅう回っているけれど、こんなに良いプレーをしたのは初めて。人生最高のゴルフが出来ている」とただひとり二桁アンダーまでスコアを伸ばし首位を独走するノレン。ノーボギーのラウンドにご満悦で「このコースのことなら、すべての傾斜やライを把握している」と地の利を強調した。

 そんなノレンに負けじとリーダーボードを駆け上がったワトソンだが、「いくつかミスをした。ボギーを3つも叩いているし、池ポチャもあった。もっと良くすることはできたはず」と表情は冴えない。だが「とりあえず優勝を狙える位置につけているのは良いこと。バーディを奪い続け、ミスを無くせればいいね」と気持ちを切り替え逆転Vに意欲を見せる。

 ワトソンといえば、今月はじめにパリで行われた同ツアーのオープン・デ・フランス・アルストムに出場した際、エッフェル塔のことを「大きなタワー」と呼んでひんしゅくをかった上、予選落ちして「もうヨーロッパでプレーすることはないだろう。早くアメリカに帰りたい」と捨て台詞を吐き、周囲からバッシングを浴びたもの。そのときの汚名を返上するためにもヨーロッパで結果を残しておきたいものだ。

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