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M.カルカベッキア首位堅守! 日本勢予選突破は尾崎のみ

2011/07/23 13:42
M.カルカベッキア首位堅守! 日本勢予選突破は尾崎のみ

 

 史上4人目となる全英オープン&全英シニアオープンダブル制覇を目指すマーク・カルカベッキア(米)が絶好のポジションをキープした。

 米チャンピオンズツアー今季メジャー第3戦、全英シニアオープン(英、ウォルトンヒースGC)は現地時間22日、第2ラウンドの競技を行い、初日首位タイ発進のカルカベッキアが68-69と出場者唯一の2日連続60台をマークし通算7アンダーで、リー・リンカー(米)、ロッド・スピットル(カナダ)と並びトップの座を分け合った。

「まだ先は長いけれど、ダブル制覇のチャンスだから頑張るよ。後半少し気の抜けたショットがあったから、明日は気を引き締めて最後までプレーしたい」と自らに言い聞かせるように思いの丈を口にしたカルカベッキア。1989年の全英オープンに続き、22年ぶりにシニアの“全英”を制す絶好のチャンスに「狙わない手はない」と意欲満々。これまでボブ・チャールズ(ニュージーランド)、ゲイリー・プレイヤー(南ア)、トム・ワトソン(米)の3人しか成し遂げたことのない偉業達成まで残り36ホールの勝負となった。

 また、この日は前日72位タイと大きく出遅れていたワトソンが底力を見せつけた。初日のラウンドとは別人のプレーで4アンダー68と爆発。通算1アンダーまでスコアを伸ばして55人ごぼう抜きの17位タイにジャンプアップし、同大会4勝目が決して不可能ではない位置を確保した。

 一方、日本勢はスコアメイクに苦しみ、予選を突破したのは海外常駐組の尾崎直道ただひとり。その尾崎も4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容で2オーバー74とスコアを伸ばせず、通算3オーバー54位タイと下位での予選通過になった。

 スポット参戦の加瀬秀樹は通算7オーバー91位タイ、奥田靖己も同じく91位タイで予選落ち。青木功はこの日2オーバー74とやや盛り返したが初日の出遅れが響いて通算9オーバー104位タイに終わり、横山明仁は通算12オーバー128位タイ、歴代チャンピオン(メジャー昇格前)のひとり須貝昇は通算13オーバー134位タイで決勝ラウンド進出を逃した。なお、昨季の日本シニアツアー賞金王の倉本昌弘は3ホール回ったところで棄権している。

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