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S.オヘア復活V! K.ブランクスとのプレーオフ制す

2011/07/25 10:58
S.オヘア復活V! K.ブランクスとのプレーオフ制す

 

 今季出場17試合中10試合で予選落ちを喫するなど、深刻なスランプに陥っていたショーン・オヘア(米)が、アメリカ勢同士のプレーオフを制して復活の狼煙を上げるツアー通算4勝目を挙げた。

 米男子ツアーのRBCカナディアン・オープンはショーネシーG&CC(カナダ)を舞台に現地時間24日、最終ラウンドの競技を終了。メジャー並みの難しいセッティングに各選手が苦戦を強いられる中、首位と3打差の5位タイからスタートしたオヘアが2アンダー68の好スコアをマークし、通算4アンダーでクリス・ブランクス(米)と並び決着はプレーオフにもつれ込んだ。

 サドンデス1ホール目、2人のティーショットは深いラフへ。そこからの2打目、グリーン手前のフェアウェイをとらえたオヘアに対し、ブランクスはグリーンサイドのバンカーにつかまってしまう。さらにブランクスは寄せワンを逃し1.5メートルのボギーパットもカップに蹴られて万事休す。6.5メートルを2パットで沈めボギーで上がったオヘアの頭上に栄冠が輝いた。

 オヘア復活の陰には、現在タイガー・ウッズ(米)のコーチも務めるショーン・フォーリー氏の存在がある。地元カナダ出身のフォーリー氏はオヘアとは友人としてとても仲がよく、今大会でも付きっきりでアドバイスを送ってきた。今季はほとんど良いところがなく、これまで経験したことがないようなどん底を味わったが、フォーリー氏ら周囲の人々に支えられ再びウィナーズサークルに戻ってきたオヘアは感無量の面持ちだった。

 難コンディションに各選手苦しめられ、4日間を終えてアンダーパーはわずかに8人。通算3アンダー単独3位にアンドレス・ロメロ(アルゼンチン)が入り、通算2アンダー4位タイにジェフ・オギルビー(豪)と主催者推薦で出場したアダム・ハドウィン(カナダ)。前日のトーナメントリーダー、ボ・バン・ペルト(米)は8番以降で3つのボギーとダブルボギーを1つを叩いて4オーバー74と崩れ、通算1アンダー6位タイにとどまった。

 一方で最終日はビッグネームが健闘。前日53位タイに低迷していたアーニー・エルス(南ア)が4アンダー66と爆発し通算2オーバー17位タイに浮上。世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)も3アンダー67と好スコアで回りエルスと同じ17位タイで4日間の競技を終えた。また先月の全米オープンでローアマに輝いたパトリック・キャントレー(米)が通算イーブンパーでジョン・デイリー(米)らと並び9位タイとベスト10入りを果たしている。

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