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池田『64』で単独トップ! アマ松山も6位タイ急浮上

2011/07/30 17:31
池田『64』で単独トップ! アマ松山も6位タイ急浮上

 

 国内男子ツアーのサン・クロレラ クラシックは30日、北海道の小樽カントリー倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を終了。首位と7打差の4位タイからスタートした池田勇太が1イーグル、6バーディの猛チャージを見せ、通算14アンダーで単独トップに踊り出た。1打差の単独2位には初日から首位を快走していた平塚哲二、3打差の単独3位にキラデク・アフィバーンラト(タイ)がつけている。また、アマチュアの松山英樹が8アンダー64で6位タイに急浮上した。

 初日に単独2位と好発進しながら第2ラウンドではスコアを伸ばせなった池田だが、この日は会心のゴルフだった。前半にスコアを2つ伸ばして迎えた後半、出だしの10番から3連続バーディ。勢いに乗った池田は13番パー5ではイーグル、続く14番でもバーディを奪い、5ホールで6つスコアを伸ばした。

 池田は最終18番でもバーディチャンスにつけ、決めればコースレコードに並ぶというパットはカップに嫌われたものの、ノーボギーの8アンダー64でホールアウト。今季初めて首位で最終日を迎えることとなった。絶好のポジションから逃げ切って今季初Vを狙う。

 この日、池田と並んで『64』の好スコアをマークしたのは今季のマスターズで日本人史上初のローアマチュアに輝いた松山。インスタートの出だし10番から2ホール連続でバーディを奪うと、12番をこの日唯一のボギーとするもその後2つスコアを伸ばして折り返す。

 そして圧巻だったのは後半に入ってから。「ショット、パット共によかった」という松山は4番から3連続でバーディを奪取すると、上がり2ホールを連続バーディで締めくくって8アンダー64でフィニッシュ。通算8アンダーまでスコアを伸ばして前日の40位タイから一気に6位タイまで順位を上げた。

 また、初日からトーナメントをリードし後続に4打差をつけていた平塚だったが、この日は予選ラウンドとは一転してスコアを伸ばぜず、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72。通算13アンダーで池田に首位の座を譲った。2年ぶりの優勝に向けて最終日の巻き返しに期待したい。

 その他、単独3位スタートの井上忠久が2アンダー70で回り通算10アンダー単独4位、池田と同じく前日4位タイの丸山大輔が通算9アンダーで単独5位につけた。ディフェンディング・チャンピオンの高山忠洋は、1イーグル、5バーディ(2ボギー)の猛攻で5つスコアを伸ばし通算5アンダー18位タイ、ギリギリの予選通過となった片山晋呉は通算2アンダーで27位タイに浮上した。一方、藤田寛之は1つスコアを落として通算1アンダー34位タイに後退している。

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