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福嶋単独首位キープ! 新婚を完全優勝で祝えるか?

2011/08/13 17:06
福嶋単独首位キープ! 新婚を完全優勝で祝えるか?

 

 先月に結婚を発表したばかりの福嶋晃子が、自らを祝福するかのような快調なゴルフを続けている。

 国内女子ツアー、NEC軽井沢72ゴルフトーナメント(長野・軽井沢72ゴルフ北コース)が13日、第2ラウンドの競技を終了。初日に6アンダー66で単独首位に立った今大会のホステスプロ福嶋が7バーディ、1ボギーの6アンダー66でホールアウト。通算12アンダーでトーナメントリーダーの座を守った。2打差の単独2位にはアン・ソンジュ(韓)、さらに2打差の単独3位には横峯さくらが続いている。

 ホステスプロとして重圧のかかる今大会だが、プレッシャーは無いと語り過去4勝を誇る相性抜群の大会で躍動する福嶋。この日も自慢の飛距離を武器にショットも冴えわたり、2番でチップインバーディを奪うなど前半に5バーディ(ノーボギー)の猛攻で5つスコアを伸ばして折り返すと、後半は14番まではスコアカード通りのゴルフを続け、15番、16番の連続バーディで再び流れに乗る。しかし17番のティーショットが池につかまり最大のピンチを迎える。それでも第3打目となったアプローチショットでカップをかすめる見事なリカバリーを見せてこのピンチをボギーで収める。最終18番はパーでホールアウトし2日連続の6アンダー66、通算12アンダーまでスコアを伸ばして単独首位をキープした。

「内容は満足していないけど、スコアは良かったので。ボギーを叩かないことがポイントになると思うので、そこに気を付けたい」と語った福嶋。残すはあと18ホール。最終日で完全優勝を果たし、自らの新たなる門出を昨季のCAT Ladies以来約1年ぶりの勝利の美酒で祝うことが出来るだろうか。

 またこの日は17位タイスタートの横峯が猛チャージを見せた。前半の5番から4連続バーディを奪うと、10番、11番、14番もバーディとしてリーダーボードを駆け上がる。16番のボギーでの小休止を挟んで、最終18番では距離の残ったパットを見事に沈めてバーディ締め。8バーディ、1ボギーの7アンダー65で回り、通算8アンダー単独3位まで浮上した。先週のmeiji カップは体調不良により欠場したが、いよいよ体調も万全。「もう少しショットに自信を持ちたい」と課題を口にしながらも、今季2勝目へ向け最高の追撃態勢を整えた。

 さらに昨季賞金女王のアン・ソンジュ(通算10アンダー単独2位)、そしてディフェンディング・チャンピオンの李知姫(通算6アンダー4位タイ)の韓国勢も虎視眈々と優勝を狙う位置につけている。この日の上がり3ホールで連続バーディを奪ったアンや、イーブンパーの28位タイからスタートし8バーディ(2ボギー)を奪って6アンダー66、通算6アンダー4位タイまで浮上した李知姫は、勢いに乗って最終日を迎える。首位の福嶋とはそれぞれ2打差と6打差。バーディー合戦の様相を呈する今大会、こちらからもまだまだ目が離せない。

 一方で、初日1オーバー73の42位タイと出遅れた有村智恵は、2日目は3アンダー69でまわり19位タイまで順位を上げたが優勝争いには遠く及ばない。それでも17番のパー3ではティーショットをカップの手前15センチつけるスーパーショットを披露し、18番ではセカンドを直接カップに沈めるチップインバーディを奪った。終盤に観衆を沸かせた有村は、優勝争いからは遠く離れてしまったが、最終日も観衆の目を引くような魅力溢れるゴルフに期待したい。

 その他では、藤本麻子が通算6アンダー4位タイ。金ナリ(韓)が通算5アンダーで単独6位に続き、先週に日本ツアー初優勝を飾ったフォン・シャンシャン(中国)が馬場ゆかり、森田理香子、高橋美保子と並び通算4アンダーの7位タイにつけている。なお、米ツアー今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープンで22位タイに入り帰国した上田桃子だったが、今大会では通算6オーバーの83位タイに終わり予選ラウンドで姿を消している。

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