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アンがプレーオフで今季3勝目! 新婚・福嶋を下す

2011/08/14 19:06
アンがプレーオフで今季3勝目! 新婚・福嶋を下す

 

 国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントは14日、長野県の軽井沢72ゴルフ北コースを舞台に最終ラウンドの競技を行い、初日から首位を独走していた今大会のホステスプロ福嶋晃子と、2打差の単独2位からスタートしたアン・ソンジュ(韓)が通算16アンダーで並びプレーオフに突入。サドンデス2ホール目でアンがバーディパットをねじ込んで逆転優勝を決め、今季3勝目を飾った。

 初日からトーナメントをリードしてきた福嶋と昨季賞金女王のアンが激闘を演じた最終日。後続に2打差をつけ単独首位でスタートした福嶋は前半に1つスコアを伸ばして、通算13アンダーで折り返す。同じ最終組で回った福嶋を追いかけるアンは出だし1番でバーディを奪い幸先の良いスタートを切ると、前半最後の9番でもスコアを伸ばして福嶋と1打差の通算12アンダーとする。

 後半に入るとすぐさま、アンが10番でバーディを奪い福嶋に並び、さらに続く11番でもバーディを奪取して一気に単独トップに立つ。それでも同大会過去4勝を誇る福嶋は意地を見せて13番のバーディで再び首位タイに。そしてここから互いに譲らず、2つずつスコアを伸ばして通算16アンダーで最終18番を迎えると、両者ともにこのホールをパーとして勝敗はプレーオフにもつれ込んだ。

 そして、共にサドンデス1ホール目をパーとして迎えた2ホール目の18番パー4。互いにティーショットをフェアフェイに運ぶと、アンは第2打をグリーン奥に乗せ、福嶋のセカンドショットはピン手前6メートルのカラーに。ここで「今日はロングパットがショートしていたので強く打った」というアンが約13メートルのロングパットをカップのど真ん中に沈めた。福嶋はバーディパットを決めきれず勝負あり。目下賞金ランク1位のアンが逆転で同ツアー通算7勝目を挙げて、優勝賞金1,260万円を獲得した。

 また、優勝争いを演じた福嶋、アンと共に最終組で回った横峯さくらは、4バーディ、2ボギー、2アンダー70でホールアウト。通算10アンダーとして金ナリ(韓)と並び首位と6打差の3位タイで最終日を終えた。前日に18番でチップインバーディを奪った有村智恵は、この日も16番でイーグルをマークして観客を魅了するプレーを披露し、4アンダー68でフィニッシュ。通算6アンダーで前週優勝のフォン・シャンシャン(中)と共に8位タイで3日間の競技を終了した。

 その他上位陣は、通算9アンダー単独5位に藤本麻子が入り、ディフェンディング・チャンピオンの李知姫(韓)は、宋ボベ(韓)と並んで通算7アンダー6位タイ。日米ツアーを股にかける申ジエ(韓)はノーボギーの4アンダー68でプレーし通算5アンダー10位タイに入っている。

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