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全米プロ帰りの池田は20位タイスタート

2011/08/18 19:45
全米プロ帰りの池田は20位タイスタート

 

 国内男子ツアー、関西オープンゴルフ選手権が18日、兵庫県の小野ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。ツアー未勝利の23歳チョ・ミンギュ(韓)とベテランのスティーブン・コンラン(豪)が6アンダー65をマークして首位を分け、1打差の3位タイに武藤俊憲、白佳和の2人が続いている。また、米ツアー帰りの池田勇太は1アンダー70で回り20位タイにつけている。

 3週間前のサン・クロレラ クラシックで今季初優勝を挙げ、国内2試合連続Vを狙う池田。サン・クロレラ クラシックの後は米ツアーで2試合に出場し、先週の全米プロゴルフ選手権では日本勢でただ一人決勝ラウンドに進出するなど、メジャーの舞台で堂々たるプレーぶりを披露して帰ってきた。賞金ランクも2位に浮上し、今大会は同1位の金庚泰(韓)や同3位の石川遼が欠場するためトップに躍り出る絶好のチャンスを迎えている。

 念願の賞金王に向けて勝利をつかみたい池田はこの日、2番でボギーを先行させるも、5番でバーディを奪い返して7番まで3連続バーディ。9番でもバーディを奪取して3アンダーで折り返す。さらに10番をバーディとし、そのままの勢いでスコアを伸ばすかと思われたが、13番のボギーで失速。さらに15番、18番でダブルボギーを叩いて後半は2オーバー。後半にスコアを崩した池田は結局7バーディ、2ボギー、2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダー70。それでも首位と5打差の20位タイとまずまずの位置につけている。

 この日首位タイに立ったのはツアー初優勝を目指すチョ・ミンギュと7年ぶりのツアー通算2勝目を狙うコンラン。インスタートのチョ・ミンギュは、いきなり出だし3ホールで3連続バーディと幸先の良い滑り出し。続く13番をボギーとしたものの15番、16番でも連続でバーディを奪って4アンダーでハーフターン。後半にも上がり3ホールで2つスコアを伸ばすなど8バーディ、2ボギーの6アンダー65でホールアウトした。同じくインスタートのコンランは前半で3つスコアを伸ばすと、後半出だし1番でこの日唯一のボギーを叩くもその後4つバーディを奪って最高のスタートを切った。

 その他上位陣は、首位と2打差の5位タイに小平智、吉永智一ら4人、さらに1打差の9位タイにベテランの谷口徹、ネベン・ベーシック(豪)がつけ、米ツアー常駐経験のある貞方章男、ツアー通算8勝のS・K・ホ(韓)、岩田寛らが2アンダー69で回り11位タイにつけている。

 また、ディフェンディング・チャンピオンの野仲茂は3バーディ、3ボギーのイーブンパー71でプレーし、宮本勝昌、宮瀬博文らと並び30位タイ。全米プロゴルフ選手権帰りの平塚哲二は、6ボギー(4バーディ)を叩き2オーバー73で丸山茂樹、矢野東らと並んで58位タイ。そして、今季初Vを狙う薗田峻輔は3オーバー74と崩れ、小田孔明らと共に74位タイと大きく出遅れた。

 なお、今年の日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯を制した河井博大が14番ホール終了後(アウトスタート)、熱中症のために棄権している。

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