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藍11位タイ発進! ナ・エン・チョイが7連続バーディで単独首位

2011/08/20 12:39
藍11位タイ発進! ナ・エン・チョイが7連続バーディで単独首位
セーフウェイ・クラシック初日は、昨季賞金女王ナ・エン・チョイが中盤7連続バーディを奪う圧巻のゴルフで単独首位に立った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍がまずまずのゴルフで鬼門の初日をクリアする中、昨季の賞金女王ナ・エン・チョイ(韓)が7連続バーディを奪う猛攻で単独首位スタートを切った。

 米女子ツアー3週間ぶりの開催となるセーフウェイ・クラシック(オレゴン州、パンプキン・リッジGC)は現地時間19日、第1ラウンドの競技を終了。連覇を狙う宮里はショットに不安を抱えながらのプレーとなったが、頼みのパットで凌ぎ切って5バーディ、4ボギーの1アンダー70をマーク。首位に5打差の11位タイとスロースターターの宮里としてはまずまずのスコアと順位で初日のラウンドを終えた。

 大会前「今シーズンは東日本大震災のことがあって悩み、苦しんだ時期もありましたけれど、全米女子オープン(6位タイ)の優勝争いで吹っ切れました。あれ以来自分のゴルフを取り戻せたような気がします。この試合に戻って来られて、とてもワクワクしています」と、この大会にかける意気込みを語っていた宮里。パー5だった9番がパー4に変更されるなど優勝を飾った昨年以上にコースは難易度を増している。しかもこの日宮里のパーオン率は50パーセント以下(44パーセント)。決して有利な条件とはいえない中、出遅れなかったことで明日からのプレーに期待が持てそうだ。

 上位は6アンダー65をマークしたチョイが単独トップ。5番から7連続バーディを奪って一時8アンダーまでスコアを伸ばしていたが、最終18番での痛恨のトリプルボギーに「あのホールだけもう1度やり直したい」と悔しがった。「昨年以上の成績を残したい」と自分のプレッシャーをかけ過ぎ今季まだ優勝に手が届いていない反省から「シーズン後半は笑顔を絶やさず、結果にこだわらず、ハッピーな気持ちでゴルフをしたい」と目標を切り替えたチョイ。昨季大会では宮里に次いで2位タイに食い込んでいるだけに、週末は怖い存在になりそうだ。

 その他上位陣は、首位に2打差の単独2位にグレース朴(韓)、3打差の3位タイに朴セリ(韓)、M.J.ハー(韓)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、アシュリ・バンチ(米)がつけ相変わらず韓国勢の強さが目立つ。ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)は1オーバー72の26位タイとやや出遅れている。

 宮里(藍)以外の日本勢は、宮里美香が1オーバー72でツェン、申智愛(韓)、ポーラ・クリーマー(米)らと並び26位タイ。上田桃子は2オーバー73で46位タイ、ルーキーの野村敏京は8オーバー79を叩き135位タイと大きく出遅れている。

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