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地元W.シンプソン、終盤の猛攻で単独トップ浮上!

2011/08/21 09:49
地元W.シンプソン、終盤の猛攻で単独トップ浮上!

 

 雷雨のおそれによる約1時間の中断を挟んだあと、地元出身のウェブ・シンプソン(米)が目の覚めるような猛攻で単独トップに躍り出た。

 米男子ツアーのレギュラーツアー最終戦、ウィンダム選手権(ノースカロライナ州、セッジフィールドCC)は現地時間20日、第3ラウンドの競技を終了。ツアー未勝利ながら今季2位に2回入り、いつ勝ってもおかしくないと評判のシンプソンが、13番からの5ホールで1イーグル、4バーディを奪う猛チャージで混戦を抜け出した。スコアを通算15アンダーまで伸ばし、念願のツアー初勝利に王手をかけている。

 首位に2打差の単独2位に前日のトーナメントリーダー、トミー・ゲイニー(米)が続き、この日のベストスコア7アンダー63をマークしたカール・ペターソン(スウェーデン)が通算12アンダーとしてジョン・マリンガー(米)とともに3位タイに浮上。通算11アンダー単独5位にダニエル・サマーへイズ(米)がつけている。

 シンプソンは地元ノースカロライナ出身で、同地の名門ウェイクフォレスト大学在籍中から将来を嘱望された存在だった。今週は3日間ですでに3つのイーグルを奪っているが、コースに2つしかないパー5で3イーグル、3バーディを量産して9アンダーを叩き出すなど、ロングホールでアドバンテージを作りリーダーボードを駆け上がった。長打力も魅力だが肝心なのはやはりパター。ツアー初V達成は、セッジフィールドCCのグリーンをいかに攻略するかにすべてがかかっている。

 今大会はフェデックスカップポイントランキング125位までに与えられるプレーオフ出場権がかかる大事な一戦でもある。まだその権利を確定させていないビッグネームの動向は、アーニー・エルス(南ア/ポイントランク126位)が通算10アンダー6位タイ、ジャスティン・レナード(米/ポイントランク142位)が通算9アンダー11位タイ。もし2人がこの順位をキープすれば、それぞれ同ランク109位、124位で滑り込みでのプレーオフ出場を果たすが油断は禁物だ。

 通算9アンダーで11位タイにつけるポール・ケイシー(英/ポイントランク147位)はこの順位ではトップ125までに入ることが出来ず、最終日の猛チャージが必要。また通算4アンダー62位タイに低迷するパドレイ・ハリントン(アイルランド/ポイントランク130位)もトップ125入りに黄信号が灯っているひとりだ。

 尚、ポイントランク82位の今田竜二は予選で姿を消しているが、プレーオフ進出は決まっている。

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