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ダブル宮里明暗も“Miyazato”2年連続Vチャンス!

2011/08/21 13:07
ダブル宮里明暗も“Miyazato”2年連続Vチャンス!
セーフウェイ・クラシック2日目。初日11位タイとまずまずのスタートを切ったディフェンディング・チャンピオンの宮里藍だが、この日は3つスコアを落とし25位タイまで後退した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍が後退する中、後輩の宮里美香がリーダーボードを急浮上し念願のツアー初優勝を射程圏内にとらえた。

 米女子ツアー3週間ぶりの開催となるセーフウェイ・クラシック(オレゴン州、パンプキン・リッジGC)は現地時間20日、第2ラウンドの競技を終了。初日『65』で飛び出したナ・エン・チョイ(韓)が2つスコアを伸ばし、通算8アンダーで単独トップの座をキープしたが、そのチョイに5打差の単独3位に迫ったのが美香だ。

「昨日に比べてショットの調子が良かったのでバーディチャンスを作ることが出来た。風があまりなかった早い時間帯で回れたのも有利でした」と言う美香は5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマーク。通算3アンダーとして初日の26位タイから一気にトップ3に浮上した。

 今季の美香は4大メジャー大会のうち3試合でトップ10入りを果たすなど好調で、アメリカの記者からも「調子が良いですね」と声をかけられた。すると「こういう位置(優勝争い)にも少し慣れて来ました」とトレードマークの笑顔が全開。目指すはもちろんアメリカでの初優勝。「昨年に続き“Miyazato”の2年連続優勝か!? 」という周囲の期待に残り18ホールで応えたい。

 一方、まさかの失速を余儀なくされたのが連覇を目指す藍。初日は11位タイと無難に切り抜けたが、2日目のこの日はショット、パットともに精彩を欠いて3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの3オーバー74。通算2オーバーで25位タイまで後退し連覇に赤信号が灯った。

 また上田桃子は5オーバー76とスコアを崩し、初日の46位タイから69位タイに順位を落としたもののカットラインぎりぎりの通算7オーバーで滑り込み予選突破。しかし初日135位タイと大きく出遅れていた野村敏京はこの日イーブンパー71にスコアをまとめながらも、カットラインに1打及ばず通算8オーバー83位タイで決勝ラウンド進出を逃した。わずか1打が明暗を分ける結果となってしまった。

 なお、その他上位陣は、通算5アンダー単独2位にステイシー・ルイス(米)がつけ、美香と1打差の通算2アンダー4位タイにブリタニー・リンシコム(米)、ライアン・オトゥール(米)、グレース朴(韓)の3人。ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)は通算1アンダーでポーラ・クリーマー(米)らと並び7位タイで最終日を迎える。

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