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有村が一騎打ちを制して今季2勝目!

2011/08/21 19:15
有村が一騎打ちを制して今季2勝目!

 

 国内女子ツアーのCAT Ladiesは21日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日単独トップに浮上した有村智恵が1アンダー72にスコアをまとめ、共に最終組で回った森田理香子との激闘を制して通算11アンダーで今季2勝目、ツアー通算9勝目を飾った。森田は一時単独首位に立つも有村に逆転を許しツアー2勝目を逃した。

 23歳有村と21歳森田による一騎打ちとなった最終日。前日、2打差をつけて単独トップに浮上した有村はこの日、出だし1番でバーディを奪うも3番、4番で連続ボギーを叩いて通算9アンダーで森田に並ばれる。それでも続く5番でバーディを奪い返して1打差とすると、このリードをキープして折り返す。

 後半に入ると、有村がパーセーブを続ける間に森田がスコアを伸ばして、13番で再びトップタイに並ばれる。そして15番で有村がパーに終わったの対し森田がバーディを奪い、ここで森田に逆転を許す。しかし、次のホールで有村はティーショットを狭いフェアフェイのど真ん中に運ぶと、第2打を1.5メートルにピタリとつけてバーディチャンスに。そのパットを確実に沈め、ボギーを叩いた森田を再び逆転して単独トップに浮上する。

 そして、有村の1打リードで迎えた勝負の最終ホール(パー5)。逃げる有村は正確なショットで確実に3オンに成功。それに対して森田は攻めたい気持ちが裏目に出たのかティーショットは右ラフへ。それでも森田の第3打はグリーンをとらえたが、長い距離を残してしまう。森田にとって追いつくラストチャンスとなったこのバーディパットが、ラインに乗ってピンに向うも惜しくも外れて勝負あり。最後は有村がウィニングパットをしっかり決め、拳を何度も突き上げて喜びを爆発させた。

 7月のスタンレーレディスゴルフトーナメントと今大会を含む2勝、また、出場8試合連続トップ10入りと最近は絶好調の有村。賞金ランクでも3位に浮上し、試合後には「来週以降も、もっともっと盛り上げていきたいと思います」と語り、念願の賞金女王に向け意欲を燃やしている。

 その他上位陣は、通算8アンダー単独3位に佐伯三貴、1打差の4位タイに馬場ゆかり、李知姫(韓)の2人。昨年の大会を通算14アンダーの大会記録で優勝したディフェンディング・チャンピオンの福嶋晃子は、4バーディ、2ボギーの2アンダー71で回り、上原彩子、藤本麻子らと並んで通算6アンダー6位タイでフィニッシュした。また、賞金ランク1位のアン・ソンジュ(韓)は通算5アンダーで11位タイ、横峯さくらは通算4アンダー14位タイで4日間の競技を終えている。

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