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26歳のW.シンプソンが地元で嬉しいツアー初V!

2011/08/22 11:03
26歳のW.シンプソンが地元で嬉しいツアー初V!

 

 26歳のウェブ・シンプソン(米)が危なげないプレーで他を圧倒。ツアー3年目にして地元ノースカロライナで嬉しい初優勝を飾った。

 米男子ツアーの今季レギュラーツアー最終戦、ウィンダム選手権(ノースカロライナ州、セッジフィールドCC)は現地時間21日、最終ラウンドの競技を終了。地元の声援を一身に集めたシンプソンはノーボギーの3アンダー67にスコアをまとめ通算18アンダーで後続に3打差をつけ、逃げ切って今シーズン12人目となるツアー初優勝者の仲間入りを果たした。

 1.5メートルのウィニングパットを沈めたシンプソンのもとに一粒種のジェームスちゃんを抱いた妻のダウドさんが駆け寄って熱い抱擁を交わす。「自分にとって地元で行われるこの大会はある意味メジャー」と言うシンプソンは、満面の笑みで家族と喜びを分かち合った。

 この日2位に2打差の単独トップでスタートしたシンプソンは「緊張感があった」という前半はなかなかバーディが奪えず9番でようやくこの日の初バーディ。10番から14番までスコアカード通りのプレーが続いたが15番パー5でバーディを奪うと、続く16番パー3ではティーショットをピンまで6メートルの位置につけ、下りのフックラインを読み切って連続バーディに成功。これでほぼ優勝を決めたシンプソンは難易度の高い18番パー4も無難に2オン2パットのパーにまとめ、単独2位のジョージ・マクニール(米)に3打差をつけ優勝を飾った。

 最終日最終組をともに戦った36歳のトミー・ゲイニー(米)は11番で痛恨のダブルボギーを叩いた後、12番から4連続バーディを奪って盛り返したが4打及ばず。通算14アンダー単独3位で4日間の競技を終了。今季目立った活躍があまり見られなかったビジェイ・シン(フィジー)だが、最終日に5アンダー65をマークし、通算13アンダーで4位タイに食い込んだ。また日本ツアー昨季賞金王の金庚泰(韓)がこの日7バーディ(3ボギー)の猛攻で、前日の11位タイから順位を上げて米ツアー自己ベストの4位タイに入った。

 これでレギュラーシーズンはすべて終了。次週からフェデックスカップのプレーオフシリーズが開催されるが、最終戦で出場権が得られるポイントランク125位以内に滑り込んだのはアーニー・エルス(南ア/ポイントランク118位)、パドレイ・ハリントン(アイルランド/同124位)ら。今大会で予選落ちを喫した今田竜二は85位で次週のザ・バークレイズ(25〜28日/ニュージャージー州、プレーン・フィールドCC)に進出。タイガー・ウッズ(米)は圏外に去り、その勇姿をプレーオフシリーズで見ることは出来ない。

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