連覇で飛躍を目論むM.ウィー！　日本勢4人も出場

　ミッシェル・ウィー（米）が、連覇でツアー3勝目を狙う。

　米女子ツアーのCNカナディアン女子オープン（現地時間25日〜28日／カナダ、ヒルズデイルG＆CC）にディフェンディング・チャンピオンとして臨むウィーは今季、ツアー開幕戦のホンダLPGAタイランドの2位などトップ10入りは4回。だが優勝には至らず、現在賞金ランキング20位、ロレックスランキング（女子世界ランキング）は14位にとどまっている。

　ジュニア時代から女性ながらに“マスターズ出場”を目指していたウィーとしてはこんな状況で満足しているわけにはいかない。天才少女と呼ばれゴルフ界にセンセーションを巻き起こしたウィーもすでに21歳。「ゴルフは長い長い道のり。ご存知の通り、私には良い時も悪い時もあったけど、その間に自分のことを色々学んだ。もっと良くなるにはもっともっと練習しなくちゃならないし、高いレベルを目指している。でも自分を誇りに思っていることは変わらない。毎日を楽しんでいるし、将来を見据えている」と語り、成長ぶりをうかがわせている。申智愛（韓）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）らに3打差をつけ圧勝した昨季大会の勢いを思い出し、連覇にターゲットを絞った。

　先週行われたセーフウェイ・クラシックでナ・エン・チョイ（韓）とのプレーオフを制して優勝し、ロレックスランクNo.2に浮上したばかりのピーターセンも参戦。No.1のヤニ・ツェン（台）との差を縮めるためにも、悪くてもツェンより上位を狙いたいところ。その他、申、クリスティー・カー（米）ら実力者も揃って出場。ロリー・ケーン、エリーナ・シャープのカナダ勢も地元のナショナルオープンに気合十分だ。

　日本勢は、宮里藍、宮里美香、上田桃子、野村敏京が参戦。7月のエビアン・マスターズを制している藍はもちろん、他の3人も初優勝の狙える力を備えているだけに、4日間の4人の戦い注目したい。