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A.スコット、日没順延の中で2打差の暫定7位タイ好発進!

2011/08/26 13:28
A.スコット、日没順延の中で2打差の暫定7位タイ好発進!

 

 現地時間25日、ハリケーン“アイリーン”襲来の足音を聞きながら、米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズ(ニュージャージー州、プレーン・フィールドCC)が幕を開けた。

 雨天により約3時間プレーが遅れ、51人がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった第1ラウンド。この日暫定ながら首位に立ったのは、ディフェンディング・チャンピオンのマット・クーチャー(米/16ホール終了)、ハリソン・フレイザー(米/18ホール終了)、ウィリアム・マクガート(米/11ホール終了)の3人だ。これをビジェイ・シン(フィジー/18ホール終了)、ジョナサン・バード(米/18ホール終了)、クリス・ストラウド(米/13ホール終了)が1打差で追い、さらに1打遅れてWGC-ブリヂストン招待で圧倒的な強さを見せたアダム・スコット(豪/18ホール終了)らが追う展開となっている。

 注目はスコットだ。10番からスタートし、いきなり3パットのボギーを叩いたものの、11番から3連続バーディ。14番はボギーとしたが、16番パー5でイーグル奪取。さらに285ヤードの短い18番パー4も圧巻だった。最高のドライバーショットで2つのバンカーを越えるとグリーンを捉え残り約3メートルにつける。イーグルパットは入らなかったが、イージーバーディを奪ってリーダーボードの上位に名を連ねた。

 今季はマスターズと全米オープンで優勝争いの末に敗れたが、WGC-ブリヂストン招待でツアー8勝目を飾り、勢いは誰にも負けない。4試合のプレーオフシリーズを制して王者になれば、懐には1,000万ドルが転がり込むが、それ以上に今は戦うことに喜びを感じているようだ。

 その他上位陣は、首位と3打差の暫定11位タイにパドレイ・ハリントン(アイルランド/11ホール終了)、ジェイソン・デイ(豪/18ホール終了)らが続き、先週のウィンダム選手権で優勝争いの末、敗れたアーニー・エルス(南ア)は、12ホールを終えて3アンダーで回り暫定27位タイ。全米プロゴルフ選手権王者、キーガン・ブラッドリー(米)とフィル・ミケルソン(米)は、いずれも14ホールを終えて首位と5打差の暫定40位タイにつけている。日本勢で唯一出場している今田竜二はホールアウトしたものの、1アンダー70で64位タイとやや出遅れた。

 今週末のハリケーン襲来に備えてツアーは様々な対策を練ってはいるが、様子を見るしかないのが現状で、長い1週間になりそうな気配が漂っている。

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