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石川遼が猛チャージで3位タイ浮上! 首位はベ・サンムンと近藤

2011/08/27 18:28
石川遼が猛チャージで3位タイ浮上! 首位はベ・サンムンと近藤

 

 前日発雷の影響で日没サスペンデッドとなっていた国内男子ツアー、VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントは27日、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。初日からトーナメントを引っ張るベ・サンムン(韓)と近藤共弘が通算17アンダーで首位を分けた。第2ラウンド終了時に9位タイにつけていた石川遼は6バーディ(ノーボギー)を奪う猛攻を披露し、金庚泰(韓)、ジェイ・チョイ(米)と並ぶ首位と3打差の3位タイに浮上した。

 今季初優勝を目指す石川は前日第2ラウンドをすべて消化し、この日は第3ラウンドのみプレー。トップと7打差の9位タイからスタートした石川は会心のゴルフで首位を猛追した。2番でバーディを奪い幸先の良い滑り出しを見せると、6番、7番で連続バーディ。前半最後の9番ではイーグルチャンスにつけ、惜しくもパットを外すも難なくバーディを奪取した。

 4アンダーで折り返した後半は「ドライバーが乱れた」と語ったが、パターとアプローチでカバーし、11番と15番でバーディを奪う。続く16番では長い距離のパーパットを残してボギーのピンチを迎えるも、絶妙なタッチでパットを沈めてガッツポーズ。このホールをパーで切り抜けた石川は結局ノーボギーの6アンダー66をマークし、通算14アンダーで今季初Vを射程圏内にとらえた。二日連続で「66」をマークした石川は「(今日は)チャンスを逃してこのスコアなので。(明日は終盤に)3つ、4つ増やせるようなゴルフをしていかないと」と、最終日もあくまでもアグレッシブに攻めることを誓った。

 初日から首位の座をキープしているベ・サンムン(第3ラウンドのみプレー)はこの日ボギースタート。2番、3番で連続バーディを奪うも続く4番でもボギーを叩いて序盤はスコアメイクに苦しむ。その後、8番でバーディを奪取し1アンダーで前半終了。後半も2バーディ、1ボギーで1つスコアを伸ばすだけに留まり2アンダー70でホールアウト。第2ラウンド終了時に2打差の単独2位につけていた近藤が第3ラウンドを4アンダー68で回ったことで、2人が首位に並んで最終日を迎えることになった。

 また、第2ラウンド終了時9位タイの池田勇太は前半に3ボギー(2バーディ)を叩いて1つスコアを落とす。後半は12番、13番で連続バーディを奪い盛り返したかに見えたが、16番でボギーを叩きイーブンパー72でフィニッシュ。通算8アンダーの20位タイに後退している。

 その他上位陣は、首位と4打差の6位タイにブレンダン・ジョーンズ(豪)、手嶋多一、上平栄道の3人。さらに1打差の9位タイに小田孔明、許仁會(韓)が続いている。ディフェンディング・チャンピオンの谷原秀人は通算7アンダーで横尾要、丸山大輔らと並び26位タイで3日目を終えた。

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