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E.エルス、P.ハリントン、今田ら“バブル”組が挑むサバイバル第2戦!

2011/09/01 13:24
E.エルス、P.ハリントン、今田ら“バブル”組が挑むサバイバル第2戦!

 

 米男子ツアーのサバイバルレースが続いている。大型ハリケーン“アイリーン”襲来で54ホールに短縮されながらも、ダスティン・ジョンソン(米)の優勝で幕を閉じたプレーオフシリーズ初戦のザ・バークレイズを終えて、フェデックスカップポイント上位100人が挑むシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権(マサチューセッツ州、TPCボストン)が現地時間2日に開幕。さらに上位70人に残り、第3戦BMW選手権(15〜18日/イリノイ州、コグ・ヒルG&CC)への出場権獲得を目指してトッププレーヤーたちが激突する。

 注目は同ポイントランク、ギリギリの99位でやってくるアーニー・エルス(南ア)と、80位に滑り込んだパドレイ・ハリントン(アイルランド)のメジャー3勝コンビだ。家族のことや肉体的負担を考えて米ツアーを主戦場にしながら、今季はいまひとつ結果を出せていないエルスだが、シーズン終盤で何とか勝利を手にして、すっきりとしたオフを迎えようと戦い続けている。

 一方のハリントンは昨年、ポイントランク57位で昨季大会に挑みながら予選落ちして同ランク73位に転落。第3戦進出を逃しており、今年こそシリーズ最終戦のザ・ツアー選手権(22〜25日/ジョージア州、イースト・レイクGC)に勝ち残ろうと必死の戦いを繰り広げる。

 また、かつての世界ランクNo.1でシリーズに入って好調なビジェイ・シン(フィジー)も、台風の目になりそうな気配を漂わせている。さらに、前週優勝のジョンソン、昨季賞金王で先週単独2位に入ったマット・クーチャー(米)、ニック・ワトニー(米)のフェデックスカップポイントトップ3が同じ組でプレーするのにも注目だ。

 ディフェンディング・チャンピオンのチャーリー・ホフマン(米)は、昨年ポイントランク59位で大会に乗り込んだ“バブル”と呼ばれる落選寸前の組だった。だが、ここで優勝したことで同ランク2位に順位を上げて、最終戦にはトップ5と最高のポジションで臨むことができた。こんな風に、どんなに実績があろうとも、短期決戦で結果を出せなければふるいに落とされ、逆に結果を出しさえすればどんどん上に上がっていけるのが、プレーオフシリーズの面白いところ。今年、調子の波をぴったりここに合わせられるのは誰なのか目が離せない。

 日本勢でただ一人、米ツアーで戦い続けている今田竜二も、現在ポイントランク89位とこのままでは第3戦進出が危ぶまれる。ここで何とか上位に入って最終戦まで駒を進め、賞金を大きく稼ぎたいところだ。

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