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世界ランクNo.1のL.ドナルド好発進! 単独首位はT.マッテソン

2011/09/03 10:00
世界ランクNo.1のL.ドナルド好発進! 単独首位はT.マッテソン
プレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権初日。世界ランク1位のL.ドナルドが5アンダー66をマークし、首位に1打差の2位タイと好スタートを切った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)が年間王者の栄冠に向け好発進を切った。

 フェデックスカップポイントランク上位100人までが出場を許される米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権(マサチューセッツ州、TPCボストン)が開幕。現地時間2日に第1ラウンドの競技が行われ、今年2月のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権に続く同ツアー今季2勝目を狙うドナルドが6バーディ、1ボギーの5アンダー66をマーク。一昨年の全米プロゴルフ選手権王者Y・E・ヤン(韓)、今季のマスターズ王者チャール・シュワーツェル(南ア)、ジェリー・ケリー(米)の3人と並び、単独トップのトロイ・マッテソン(米)から1打差の2位タイにつける絶好の滑り出しを見せた。

 以下4アンダー67の6位タイにジェイソン・デイ(豪)、ニック・ワトニー(米)、ジョナサン・バード(米)らがつけ、プレーオフシリーズ第1戦のザ・バークレイズで優勝したダスティン・ジョンソン(米)がリッキー・ファウラー(米)、ルーキーのキーガン・ブラッドリー(米)らとともに3アンダー68の13位タイにつけている。

「いつだってスタートダッシュに成功すると気分が良いもの」と言うのは2位タイ発進のドナルド。「ここのところ納得の行くゴルフが出来ず消化不良だったが、そのモヤモヤを吹き飛ばすプレーが出来た。最高の立ち上がりだ」と好スタートを喜んだ。

 好調の鍵を握ったのは何といってもパッティング。18ホール中5ホールでグリーンを外してピンチに立たされる場面もあったが、後半の12番から3ホール連続で寄せワンのパーを拾い、18ホールで26パットとグリーン上での技が冴えた。「寄せワンで凌ぐことが出来たから流れが途切れずに済んだ。2アンダーまで(スコアを)落としてもおかしくない場面で、よくパットが決まってくれた」と自身のプレーを振り返ったドナルド。目下の目標はプレーオフシリーズ最終戦のザ・ツアー選手権(22〜25日/ジョージア州、イースト・レイクGC)の前に1勝を挙げ、年間王者の権利をつかみ取ること。今週、早くもそのチャンスが訪れた。

 一方、ポイントランク89位で今大会に進出した今田竜二は10番スタートのこの日、前半は3バーディ(ノーボギー)と好調だったが、後半に入って試練が襲いかかる。2番から5番までの4ホールでボギー2つ、ダブルボギー1つ、トリプルボギー1つを叩いて一気に急降下。6番、7番で連続バーディを奪い返したものの、2オーバー73の83位タイと大きく出遅れ、プレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権(15〜18日/イリノイ州、コグ・ヒルG&CC)進出に黄信号が灯った。BMW選手権出場の条件はポイントランク上位70名。この日を終えた時点での暫定順位96位の今田がトップ70入りするためには、残り3日で順位を挙げなければならなくなった。

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