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B.ワトソン、A.スコットら今季好調の3人が首位並走! 今田は予選突破

2011/09/04 10:44
B.ワトソン、A.スコットら今季好調の3人が首位並走! 今田は予選突破
プレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権2日目。ツアー屈指の飛ばし屋B.ワトソンが7アンダー64で回り首位タイに浮上。約4か月ぶりに今季3勝目を挙げるチャンスをつかんだ。(写真提供:AP/アフロ)

 

 マスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)、WGC-ブリヂストン招待優勝のアダム・スコット(豪)、さらにシーズン2勝のブッバ・ワトソン(米)…今季好調の3人が首位タイグループを形成した。

 フェデックスカップポイントランク上位100人までが出場を許される米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権(マサチューセッツ州、TPCボストン)は現地時間3日、第2ラウンドの競技を終了。この日ノーボギーの8アンダー63と爆発したスコットが通算10アンダーで前日の27位タイから一気に首位タイに浮上。『64』で回ったワトソン、4連続を含む7バーディ(2ボギー)を奪ったシュワーツェルとともにトップの座を分け合った。

 通算9アンダー単独4位にこの日16番でホールインワンをマークしたブラント・スネデカー(米)、通算8アンダー単独5位にニック・ワトニー(米)が続き、通算7アンダー6位タイにアーニー・エルス(南ア)、リッキー・ファウラー(米)ら人気者がつける展開。初日2位タイの好発進を切ったルーク・ドナルド(英)はスコアを1つしか伸ばせず、通算6アンダーでセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジェイソン・デイ(豪)、前日単独首位のトロイ・マッテソン(米)らと並ぶ11位タイに後退している。

 同ツアー今季2勝目が期待されるスコットとシュワーツェルももちろん絶好のポジションを確保し気分を高揚させているが、ツアー屈指の飛ばし屋ワトソンはここのところ苦しい戦いが続いていただけに久々の優勝のチャンスに興奮を隠せない。今季2勝目を挙げたチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ以来、約4か月間トップ20入りすらなく、前週のザ・バークレイズでは予選落ちの憂き目を見た。

「今季前半に2勝を挙げ、周囲も自分も期待値が高くなってしまった。もっと上、もっと上と背伸びしているうちに自分を見失ってしまったのかもしれない。勝てばそれだけファンも増えるし、注目度も上がる。期待に応えなければという気持ちが重圧になっていたことは確か」とワトソン。久々の優勝のチャンスに平常心を保てるが勝負の鍵を握る。

 一方、日本勢で唯一出場の今田竜二は3バーディ、1ボギーの2アンダー69で回り、通算イーブンパーで前日の83位タイから61位タイに浮上し予選をクリア。しかし、ポイントランク上位70名のみに出場が許されるプレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権(15〜18日/イリノイ州、コグ・ヒルG&CC)の切符を手に入れるには、残り2日でさらに順位を上げていかなければならない。仮に現状と同じ61位タイでフィニッシュした場合、ポイントランク94位となりBMW選手権への出場はかなわない。今田にとって崖っぷちの戦いはまだまだ続く。

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