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全米プロ覇者K.ブラッドリー、地元でまさかの予選落ち

2011/09/04 12:31
全米プロ覇者K.ブラッドリー、地元でまさかの予選落ち

 

 全米プロゴルフ選手権チャンピオンのキーガン・ブラッドリー(米)が地元でまさかの予選落ちを喫した。

 米男子ツアー、プレーオフシリーズ第2戦のドイツ銀行選手権が開催されているマサチューセッツ州のTPCボストンは、ブラッドリーにとって裏庭のようなもの。地元中の地元にギャラリーの一番人気を博していた若きメジャーチャンピオンだったが、現地時間3日に行われた第2ラウンドではバーディを1つしか奪えず、ボギー4つ、ダブルボギー1つを叩いて5オーバー76の大乱調。通算2オーバーまでスコアを落とし、カットラインに1打足りず無念の予選落ちに終わった。

「自分のゴルフが出来なかった。本当にタフな1日だった」と落胆の表情を浮かべたブラッドリー。先月の全米プロでの優勝で一躍脚光を浴びた男が地元に凱旋するということで、今週はニューイングランド全体が歓迎ムードに包まれ、メジャーリーグ、ボストン・レッドソックスの本拠地であるフェンウェイパークでの始球式に招かれるなどコース外での雑事も多かった。

 この日は叔母でゴルフ殿堂入りのパット・ブラッドリー(米)も会場に姿を現したが「彼のことは本当に誇りに思っています。今週は彼が今まで会ったこともないような親戚まで会場に応援に来ていたから、きっと気を使って大変だったのでしょう。悪いゴルフじゃなかったけれど、地元の皆の前で良いところを見せられなかったのは悔しいでしょうね。でもこういうことはあるものですよ。今年はいいことも沢山あったんだし、彼を誇りに思う気持ちはたとえ予選落ちでも全く変わりません」と甥っ子の心境を思いやった。

 ちなみにブラッドリーはプレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権(15〜18日/イリノイ州、コグ・ヒルG&CC)への出場権はすでに確保している。

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