Y.ツェン連覇に王手！　藍、C.カーら逆転なるか!?

　初日首位タイ発進のヤニ・ツェン（台）が、順調にスコアを伸ばして連覇に王手を懸けた。

　現地時間10日に行われた米女子ツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権（アーカンソー州、ピナクルCC）第2ラウンド。6バーディ、2ボギーの4アンダー67で回ったツェンが通算9アンダーまでスコアを伸ばし、この日『64』と爆発したエイミー・ヤン（韓）とともに首位の座を分け合った。

　1打差の単独3位に伏兵テイラー・レオン（米）が続き、通算7アンダー4位タイに今季未勝利のクリスティー・カー（米）、前日のトーナメントリーダーのひとりステイシー・ルイス（米）、日米を股にかけて戦うインビー・パーク（韓）らがつける展開。

　連覇達成まで残り18ホールとなったツェンは10番スタートの前半、「テンポが少し早くなり過ぎていた」と2ボギーを叩いたが「リズムに気をつけるようにした」という後半は4バーディ、ノーボギーで回って4アンダー67でフィニッシュ。今季5勝目に向け「最終日はプレッシャーがかかるだろうし、緊張しない方がおかしい。心の中で鼻歌でも歌ってリラックスして目の前のショットに集中したい。優勝争いが楽しめたら結果はどうでも構わない」とプロセス重視を強調。ロレックスランキング不動のNo.1が最終日、連覇を懸けた太一番に挑む。

　一方初日まずまずの滑り出しを見せていた日本勢は、宮里藍が4つスコアを伸ばし（通算6アンダー）、ポーラ・クリーマー（米）、モーガン・プレセル（米）らと並ぶ8位タイに浮上。野村敏京も通算5アンダーで24位タイから12位タイに順位を上げたが、宮里美香は通算3アンダー28位タイにとどまっている。