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Y.ツェン辛くもプレーオフで連覇達成! 藍3位入賞

2011/09/12 11:28
Y.ツェン辛くもプレーオフで連覇達成! 藍3位入賞
ウォルマートNWアーカンソー選手権最終日。大会連覇がかかっていたY.ツェンが、プレーオフを制して今季5勝目、節目のツアー通算10勝目を飾った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ヤニ・ツェン(台)が辛くもプレーオフ1ホール目でツアー未勝利のエイミー・ヤン(韓)を下し大会連覇を達成した。

 米女子ツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権最終日(現地時間11日/アーカンソー州、ピナクルCC)、首位タイからのスタートで楽勝が予想されたツェンだが、実際は格下のヤンに先手をとられ終始追いかける苦しい展開。結局決着は通算12アンダーで並んだヤンとのプレーオフに持ち越された。

 本戦の最終18番パー5では2オンを狙ったヤンが左に大きくショットを曲げてピンチに陥る隙に、ツェンは1.5メートル弱のバーディチャンスを演出。これを入れれば勝ちが決まるという場面で、ツェンともあろう選手が短いパットを決めきれずプレーオフにもつれ込む。サドンデス1ホール目の18番、ティーショットでフェアウェイ左をとらえたツェンは、2オンを狙ったセカンドショットがグリーン奥にこぼれたものの、アプローチをピンそばに寄せてバーディ奪取。同じような距離からのバーディパットをミスしたヤンを下し、シーズン5勝目、ツアー通算10勝目を達成した。

「苦しかったです。途中勝てないんじゃないかと思って落ち込みましたけれど、諦めずポジティブに進もうと自分に言い聞かせて何とか持ちこたえました。我慢した甲斐があって14番で6メートルのバーディパットが決まり、16番でもバーディを奪うことが出来た。エイミー(・ヤン)は本当に素晴らしい選手です。きっと近い将来優勝するでしょう」とプレーオフを戦った相手の労をねぎらったツェン。

 昨季大会は最終日の猛チャージでミッシェル・ウィー(米)を逆転して優勝を飾ったが、今大会ではリードを守り切って勝つことの難しさを改めて感じた世界No.1プレーヤーだった。

 その他、ツェンとヤンの2人に1打差(通算11アンダー)の単独3位には宮里藍が食い込み、通算10アンダー単独4位にクリスティー・カー(米)。通算9アンダー5位タイにサンドラ・ガル(独)、エイミー・ハン(台)ら3人が入り、地元の大学出身でギャラリー一番人気のステイシー・ルイス(米)は通算8アンダーでポーラ・クリーマー(米)と並び8位タイで終戦した。

 なお、宮里美香は通算4アンダー22位タイ、野村敏京は通算3アンダー25位タイで3日間の競技を終えている。

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