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“レクシー”単独トップ浮上! 野村は12位タイをキープ

2011/09/17 12:21
“レクシー”単独トップ浮上! 野村は12位タイをキープ

 

 16歳の“レクシー”ことアレクシス・トンプソン(米)が快調なゴルフで単独首位に躍り出た。

 米女子ツアーのナビスターLPGAクラシック(アラバマ州、RTJゴルフトレイル)は現地時間16日、第2ラウンドの競技を終了。5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークしたトンプソンが通算10アンダーでトーナメントをリード。2打差の2位タイにつけるステイシー・ルイス(米)とベッキー・モーガン(ウェールズ)の2人とともに、土曜日のムービングデーに最終組を回ることが決まった。

 史上最年少の12歳で全米女子オープンの予選を突破し本戦出場を果たしたトンプソンは昨年弱冠15歳でプロ転向。LPGAノンメンバーが参戦する場合、ツアーには主催者推薦で6試合しか出場が出来ないというルールがあるのだが、「年間12試合に出場させて欲しい」とルールの改正あるいは特例を認めて欲しい由をトンプソン側がツアーに提言。このときは許可が下りなかったが、LPGAがその後ノンメンバーでも月曜日の予選会に参加できるというルールに変更したため、トンプソンは今シーズン予選会をクリア出来れば12試合以上出場できるようになった。ただ、もし今週勝てば文句なく次週からのツアー出場が許される。

 今季はすでにアブネットLPGAクラシックで3日目に首位タイに立つなど優勝争いを演じた(結局19位タイ)他、QTファーストステージ(Qスクール予選会)では後続に10ストロークの大差をつけてトップ通過。実力の片鱗を見せつけている。本人は「数年前に比べて賢いプレーが出来るようになりました。以前は池越えのホールで無理にグリーンを狙ってミスをおかしたり、無謀な攻め方をしていましたが、最近は賢い攻め方を覚えたんです。週末も目の前の一打に集中してベストを尽くします」と大人っぽいコメントを口にした。未来のLPGAを背負って立つと目される逸材の週末の戦いに注目したい。

 一方、日本勢唯一出場の野村敏京は4バーディ、3ボギーの1アンダー71で回り、通算4アンダーで前日と変わらず12位タイ。同じ12位タイにはスーザン・ピーターセン(ノルウェー)やモーガン・プレセル(米)、ディフェンディング・チャンピオンのキャサリン・ハル(豪)らがつけているが、2週連続優勝を狙うヤニ・ツェン(台)はスコアを1つ落とし、通算3アンダーの23位タイに後退している。

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