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完全Vなるか? J.ローズが4打差大量リード

2011/09/18 10:04
完全Vなるか? J.ローズが4打差大量リード

 

 今季未勝利のジャスティン・ローズ(英)が難コンディションの中で安定したゴルフを展開。後続に4打差をつけて完全優勝に王手をかけた。

 現地時間17日、米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦、BMW選手権はイリノイ州のコグ・ヒルG&CCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。厄介な風に各選手ともスコアメイクに苦しむ中、初日から首位を快走するローズが3バーディ、1ボギーの2アンダー69をマーク。通算13アンダーとして単独トップの座をがっちりとキープした。

 前日ローズとともに首位タイに浮上していたマーク・ウィルソン(米)は、ホームコースに訪れた応援団の目の前で6つスコアを落とし、ローズと8打差の通算5アンダー7位タイに後退。単独3位からスタートしたウェブ・シンプソン(米)も勝負どころの17番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いて一歩後退し、通算7アンダー単独5位に順位を下げた。

 そんな中、ローズはコースレコードにあと1打と迫った初日(63)の派手なゴルフとはほど遠い内容だったが、大きなミスをすることなく無難にスコアをまとめ後続に大差をつけた。今大会が始まる前のフェデックスカップポイントランクは34位と、プレーオフシリーズ最終戦のザ・ツアー選手権(22〜25日/ジョージア州、イースト・レイクGC)にコマを進めるためにはトップ30以内に入らなければならず、「失うものは何もない」と思い切って攻撃ゴルフに徹したことが好結果に繋がっている。ちなみに、このままローズが優勝すればポイントランク3位に急浮上する。

 その一方で、ローズの包囲網を固めているのが豪州勢。4打差の単独2位につけるジョン・センデン(豪)、5打差の3位タイにつけるジェフ・オギルビー(豪)は虎視眈々と逆転Vに照準を合わせる。特にオギルビーは、2週間前のドイツ銀行選手権の最終日最終ホールにバーディを奪い、ポイントランク69位(トップ70のみがBMW選手権に出場)の滑り込みで今大会への出場権をもぎ取ってきた。もし今大会で3位タイ(2人以内)に食い込めばトップ30入りが実現し、ザ・ツアー選手権の切符を手にすることが出来る。さらにその順位なら11月に故郷メルボルンで行われるザ・プレジデンツカップ(11月17〜20日/豪州、ロイヤル・メルボルンGC)への自力出場の道が開ける。重要な一番に本領発揮となるか注目だ。

 その他上位陣では、通算6アンダー単独6位に今季2勝のキーガン・ブラッドリー(米)。世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)とセルヒオ・ガルシア(スペイン)の2人は、ともにこの日のベストスコア4アンダー67をマークし、昨季のフェデックスカップ王者ジム・フューリック(米)らと並ぶ通算5アンダー7位タイに浮上している。

 尚、今大会に日本勢は出場していない。

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