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英国&アイルランド連合が6連覇王手!

2011/09/18 11:13
英国&アイルランド連合が6連覇王手!

 

 欧州ツアーの英国&アイルランド連合と(それ以外の)大陸ヨーロッパ選抜が名誉をかけてぶつかり合うチーム戦、ビベンディ・セベ・トロフィー(仏、サン・ノム・ラ・ブレテシュ)は現地時間17日、3日目の競技を終了。初日大量リードを奪うも、2日目に1ポイント差まで詰め寄られた英国&アイルランド連合だったが、この日行われた8マッチでは再び大陸ヨーロッパ選抜を圧倒。その差を5ポイントとし、大会6連覇に王手をかけた。

 今年5月、54歳の若さで亡くなったゴルフ界のカリスマ、セベ・バレステロス(スペイン)の名前を冠した今大会は、2000年以降5大会連続で英国&アイルランド連合がトロフィーを死守している。3日目を終えて11.5対6.5ポイントにリードを広げたことで同チーム6連覇の可能性が濃厚になってきた。

 この日の午前中行われたグリーンサム(2人がともにティーショットを放ち、良い方のボールを選択し同じ場所から2人がまたショットを打つフォーマット)4マッチで、英国&アイルランド連合は3勝1分で3.5ポイント(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、敗:0ポイント)を荒稼ぎ。午後のフォーサム(1つのボールを2人が交互に打つ)でも2.5ポイントを加算し、最終日のシングルス10マッチで2.5ポイント奪えば勝利(同点の場合、前回大会の優勝チームが勝者となる)をものに出来るという圧倒的優位な展開に持ち込んだ。「我々にとって素晴らしい1日だった。皆集中して自分たちがやるべき仕事を全うした。明日のシングルスでも今日のようなプレーをして欲しい」と英国&アイルランド連合のポール・マクギンリー(アイルランド)キャプテンは、選手たちの頑張りに満面の笑みを浮かべていた。

 一方、この日唯一勝ち点を挙げた大陸ヨーロッパ選抜組は、トーマス・ビヨーン&アンダース・ハンセンのデンマークコンビだけ。しかし同チームのキャプテン、ジャン・バン・デ・ベルデ(仏)はまだ諦めておらず、「明日は強くて調子の良い選手からスタートさせるつもりだ。早い段階でポイントを稼いで逆転に繋げたい」とコメント。最終日、欧州ツアーここ3試合で2勝を挙げているビヨーンをトップバッターに起用する大陸ヨーロッパ選抜が、劣勢を跳ね返し栄冠を掴めば歴史的大逆転として後世に語り継がれるはずだ。(STATS-AP)

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