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驚異の16歳“レクシー”史上最年少V目前! 野村は後退

2011/09/18 11:43
驚異の16歳“レクシー”史上最年少V目前! 野村は後退
ナビスターLPGAクラシック3日目。16歳の“レクシー”ことA.トンプソンが通算15アンダーまでスコアを伸ばし、後続に5打差をつけてツアー史上最年少Vに王手をかけた。(写真提供:AP/アフロ)

 

 米女子ツアーのナビスターLPGAクラシック(アラバマ州、RTJゴルフトレイル)で16歳の“レクシー”ことアレクシス・トンプソン(米)が独走態勢に突入。歴史的瞬間が近づいてきた。

 現地時間17日に行われた第3ラウンド。後続に2打差の単独トップからスタートしたトンプソンは4番のバーディを皮切りに6番から4連続バーディの猛チャージ。後半はスコアを伸ばせなかったが5アンダー67をマークし、通算15アンダーとして単独2位のミーナ・リー(韓)に5ストロークの大差をつけツアー初優勝に王手をかけた。

「フロントナインは凄く良いプレーが出来ました。ティーショットをフェアウェイに置いて確実にグリーンに乗せる。パーオン率が高かったのがスコアを伸ばせた要因です」と16歳とは思えない落ち着いたプレーで後続に大差をつけたトンプソン。「出る試合すべてで優勝を狙っている」という16歳はこれまで何度か優勝争いを演じているが、今季のアブネットLPGAクラシックなどでは首位タイで迎えた最終日に崩れ惜敗を喫している。

 しかし「(優勝争いの)経験があるのは強みです。以前失敗したのは結果を求めて気持ちが先走ってしまったことが原因だと思うので、明日はのびのびとスイングして、ゆっくり1打ずつ丁寧なプレーを心掛けたいです」と抱負を語った。目標スコアは「(通算)20アンダー」。鍵はいかに目の前のショットに集中できるか。もし勝てば1952年のサラソタ・オープン(18ホールトーナメント)を18歳14日で制したマリーン・ヘギー(米)のLPGA最年少優勝記録を大幅に塗り替え16歳7か月8日での新記録を達成することになる。なお、現在のツアー制度での最年少Vは、2005年のサイベース・クラシックでポーラ・クリーマー(米)が記録した18歳9か月17日での優勝である。

 その他、通算8アンダー3位タイに、この日のベストスコア7アンダー65をマークしたティファニー・ジョー(米)の他、カレン・スタップルス(英)、ベッキー・モーガン(ウェールズ)が続いたが、前日2位タイのステイシー・ルイス(米)はスコアを1つ落とし、通算7アンダー6位タイに後退している。

 またこの日は51歳のジュリー・インクスター(米)が13番パー3で同ツアーキャリア4度目のホールインワンを達成。通算6アンダーで単独10位に浮上している。

 その一方で、日本勢唯一出場の野村敏京はショットの精彩を欠き1バーディ、5ボギーの4オーバー76を叩いて、通算イーブンパーまでスコアを落とし前日の12位タイから43位タイに順位を下げた。

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