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英国&アイルランド連合、相手の追撃かわし6連覇!

2011/09/19 12:28
英国&アイルランド連合、相手の追撃かわし6連覇!

 

 欧州ツアーの英国&アイルランド連合と(それ以外の)大陸ヨーロッパ選抜が名誉をかけてぶつかり合うチーム戦、ビベンディ・セベ・トロフィー(仏、サン・ノム・ラ・ブレテシュ)は現地時間18日、最終日のシングルスマッチ10試合を行い、前日大量リードを奪っていた英国&アイルランド連合が15.5対12.5(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、敗:0ポイント)の3ポイント差で逃げ切り、2002年大会からの連覇を『6』まで伸ばした。

 前日のチームマッチが終了した時点で11.5対6.5とダブルスコアに近いリードを奪った英国&アイルランド連合の勝利は確実に思われた。しかしフタを開けてみると大陸ヨーロッパ選抜の強烈な粘りを前に苦しむことに。まずは第1マッチに登場したトーマス・ビヨーン(デンマーク)が世界ランク2位のリー・ウェストウッド(英)を2アンド1で一蹴すると、続くアンダース・ハンセン(デンマーク)がサイモン・ダイソン(英)との接戦を制し連勝。フランセスコ・モリナリ(伊)、アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が次々とポイントを奪い、劣勢に立たされたのは英国&アイルランド連合の方だった。

 しかし終盤に登場したスコット・ジェイミソン(スコットランド)、イアン・ポルター(英)、マーク・フォスター(英)が相次いで1アップの辛勝を挙げ、結局大陸ヨーロッパ選抜の大逆転ならず。

「スコット・ジェイミソンのマッチが鍵だった。あそこで1ポイント獲れなかったら負けていただろう。彼の頑張りを讃えたい」と、パブロ・ララサバル(スペイン)に競り勝った若手を労った英国&アイルランド連合のキャプテン、ポール・マクギンリー(アイルランド)。「ベテランから若手までチームのバランスがとても良かった」と4日間を振り返った。

 この大会は今年5月、54歳の若さで亡くなったゴルフ界のカリスマ、セベ・バレステロス氏(スペイン)の名前を冠し2年に1度行われるヨーロッパ内のライダーカップ的一戦。今は亡き英雄セベのためにも大陸ヨーロッパ選抜は必勝を誓ったが、最終日の大逆転はあと一歩のところで夢に終わった。

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