ツアーニュース

1,000万ドルを巡る最後の戦い! プレーオフ最終戦

2011/09/22 11:38
1,000万ドルを巡る最後の戦い! プレーオフ最終戦

 

 現地時間22日、米男子ツアーNo.1を決めるザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)が幕を開ける。フェデックスカップポイントランクトップ30の選ばれた男たちだけが出場を許されたプレーオフシリーズ最終戦に、もっとも意欲を燃やしているのは昨季の賞金王マット・クーチャー(米)だ。

 昨シーズンは賞金王にこそなったものの、1,000万ドル(約7億7,000万円)のボーナスが手に入るフェデックスカップ王者の座は、昨季のこの大会に勝利したジム・フューリック(米)にさらわれている。今季のクーチャーも安定したプレーを続けてはいたが、優勝には手が届かず今大会を迎えることとなった。それでも現在のフェデックスカップポイントランクは5位で、ここで勝ちさえすれば無条件でフェデックス王者になれる状況だ。2位でも他の選手次第では王座に手が届くが、クーチャーは「去年のジム・フューリックのようなことを考えている。ザ・ツアー選手権に勝って、タイトルも取る」と、あくまで勝利しての大逆転劇を演じるつもり。今季初優勝でビッグタイトルをさらえるかに注目が集まる。

 プレーオフシリーズ第3戦、BMW選手権終了後のランキングによって持ちポイントが再配分され、上位の選手ほど有利な状況に変わりはないが、誰にでも王者になるチャンスがあるのが今大会の面白いところ。特にトップ5の選手たちは、他の選手の結果にかかわりなく、自身が優勝すれば王者に輝くことができる。

 もっとも有利なのはポイントランク首位のウェブ・シンプソン(米)で、29位になっても周囲の状況次第では王座につける。その他、同ランク2位のダスティン・ジョンソン(米)、3位ジャスティン・ローズ(英)、4位ルーク・ドナルド(英)らがクーチャーの前に立ちはだかる。1,000万ドルを巡る男たちの戦いから目が離せない。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 1,000万ドルを巡る最後の戦い! プレーオフ最終戦
×