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背水の陣で臨む欧州 vs. 余裕の米国!? ソルハイムカップ

2011/09/22 12:12
背水の陣で臨む欧州 vs. 余裕の米国!? ソルハイムカップ

 

 女子のライダーカップと呼ばれる欧米決戦のソルハイムカップが、現地時間23日、アイルランド、キリーン・キャッスルで開幕する。ロージー・ジョーンズをキャプテンとする米国チームと、アリソン・ニコラス(英)主将の欧州チームが、意地をかけて激突する。

 両チームとも、ジュリー・インクスター(米)、ローラ・デービース(英)と、十分に経験を積んだベテランから、新鋭までをきっちりとそろえており実力は拮抗。さらに、現在ロレックスランキング(女子世界ランキング)上位のクリスティー・カー(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)らもおり、一歩も譲らない。米国に目立つミッシェル・ウィー(米)やステイシー・ルイス(米)らの若い選手たちの戦いぶり次第で、勝負の行方は決まってきそうだ。

 これまでの戦いは8勝3敗で米国が圧倒的にリード。最後に欧州が勝ったのは2003年と、遠い昔のことになっている。この現状に、すでに現役は引退した欧州の副主将で、ホール・オブ・フェイマーでもあるアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は苦言を呈した。「我々は勝たなくてはならない」。この言葉の裏には様々な意味が込められている。「10年も勝てなければフォーマットや様々なことを変えようという考えが起きてしまう。ソルハイムカップという素晴らしいイベントが長く続くことが必要だから」。

 男子のライダーカップと違い、今年が12回目とまだ歴史の浅い同大会。一方的に米国ばかりが強いのでは、様々な形でイベントが変わってしまう可能性は十分にある。それを避けるためにも、欧州チームは必勝態勢を強いられることになる。

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