P.ハリントン、J.M.ララらが最終戦に向けて必死の戦い！

　欧州ツアーの戦士たちは、最終戦のドバイ世界選手権（12月8〜11日／UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ）を視野に入れ、賞金ランキングに敏感な戦いを繰り広げ始めた。

　現地時間22日開幕のオーストリア・ゴルフオープン（オーストリア、ダイヤモンドCC）を含め、今季の欧州ツアーは残り14試合。賞金ランキング上位60名しか出場できないドバイ世界選手権は、賞金総額750万ドル（約5億8,000万円）のビッグイベントだ。それだけに、出場できるか否かで獲得賞金額が大きく違ってくる。

　メジャー3勝のパドレイ・ハリントン（アイルランド）は今季、トップ30入りが2度しかないほど苦戦しており、現在の賞金ランキングは87位。このままでは最終戦に出られない屈辱を味わうことになるため、まずは目の前の戦いに専念し、2008年全米プロゴルフ選手権以来の優勝で復活を狙っている。

　また、昨季のオーストリア・ゴルフオープンを制したホセ・マニュエル・ララ（スペイン）は、ツアーカードを失いかけていた同大会の最終日に『64』を叩き出し、プレーオフの末に優勝を勝ち取った。だが今年も波のあるゴルフで賞金ランキングは71位と、やはり最終戦への切符をかけての戦いが続くことになる。