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米チームが土壇場でタイに持ち込む! ソルハイムカップ

2011/09/25 09:30
米チームが土壇場でタイに持ち込む! ソルハイムカップ

 

 アメリカチームが劣勢を跳ね返し必勝パターンに持ち込んだ。

 女子版ライダーカップと呼ばれ、2年に一度国の威信と名誉をかけて戦う欧米チーム対抗戦ソルハイムカップは現地時間24日、アイルランドのキリーンキャッスルを舞台に2日目の競技を終了。フォーボール4マッチ、フォーサム4マッチの計8マッチを行い、初日1ポイントのビハインドを背負ったアメリカチームが終盤の追い上げで4.5ポイントを追加。通算ポイントを8対8(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、負:0ポイント)のタイに持ち込み最終日のシングルスを迎えることになった。

 大会2日目を終え8対8のタイとなったのは史上3回目(1994年、2005年、2009年)だが、過去はいずれもアメリカチームが勝利。その上ここ3大会はアメリカチームが連勝しており、ホームのヨーロッパチームは4大会ぶりのカップ奪還に燃えている。

 午前中のフォーサム(1つのボールを交互に打つ)ではスウェーデン勢の活躍で2勝1敗1分けと優位な展開でリードを広げたヨーロッパチーム。さらに、午後のフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)1戦目でローラ・デービース&メリッサ・レイド(ともに英)組がミッシェル・ウィー&ブリタニー・ラング組を4アンド3で下した段階で8対5とリードを広げた。

 ところが、前日から勝負強さを発揮していたスーザン・ピーターセン(ノルウェー)&キャロライン・へドバル(スウェーデン)組が、モーガン・プレセル&クリスティー・カー組に1ダウンの僅差で敗れてから流れはアメリカへ。午後の第2、第3マッチを連取した米チームのラストバッターはポーラ・クリーマーとブリタニー・リンシコム。すると「とにかくパットが入りまくってくれた」と言うリンシコムが3バーディ、1イーグルを奪う活躍でマリア・ヨース(スウェーデン)&アザハラ・ミニョス(スペイン)組を3アンド1で下し3連勝。米チームが土壇場で8対8のタイに持ち込み、決着は最終日のシングルスにゆだねられた。

「今夜はキャディを交えたチーム全員で食事をしてモチベーションが上がるようなビデオを観て士気を高めたいです。皆疲れているけれど、最後は気力で乗り切ります」と米チームキャプテンのロージー・ジョーンズ。果たしてチーム戦になるとやたら強さを発揮するアメリカチームの勝利なるか注目だ。

 尚、この日フォーボールマッチの第1戦に登場したデイビーズは1ポイントを追加し、ソルハイムカップ歴代最多ポイントの24.5ポイントを獲得。これまでアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が持っていた記録を、大会最多12回目の出場で更新した。

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