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B.ハース逆転Vでフェデックスカップ王者に輝く!

2011/09/26 12:26
B.ハース逆転Vでフェデックスカップ王者に輝く!
プレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権最終日。プレーオフを制したB.ハースが今季初優勝を飾ると共に、2011年フェデックスカップ年間王者に輝いた。(写真提供:AP/アフロ)

 

 待ち受けていたのは予期せぬ結末。二世プロ、ビル・ハース(米)がハンター・メイハン(米)とのプレーオフを制して優勝し、大逆転で2011年の年間王者に輝いた。

 米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)は現地時間25日、最終ラウンドの競技を終了。サドンデス3ホール目でパーセーブを逃したメイハンをハースが一蹴し、今季プレーオフ3度目の正直で初勝利をゲット。フェデックスカップのポイントランクは、前週まで1位だったウェブ・シンプソン(米)にわずか15ポイント差をつけ、25位から大逆転で年間王座をダブルゲットした。優勝賞金とは別に破格のボーナス1,000万ドル(約7億6,000万円)を獲得した。

「両親の目の前で勝てたことが本当に嬉しい」と遠慮がちに喜びを語った29歳のハース。前週のBMW選手権で“普通に”プレーすれば11月のザ・プレジデンツカップ(17日〜20日/オーストラリア、ロイヤル・メルボルンGC)のメンバーにすんなりと選ばれるところだった。しかし最終日のバックナインで『42』を叩く乱調で、自力出場が可能なポイントランクトップ10から圏外へ脱落。同大会で副キャプテンを努める父ジェイ・ハース(米)との親子競演を実現するためにも今週は何としても結果を残し、フレッド・カプルス(米)主将にアピールをしたかった。

 だが勝利までは苦難の道のり。順調にスコアを伸ばした最終日は本戦の最終18番でティーショットをギャラリーの中に打ち込みボギー。通算8アンダーでメイハンに並ばれ決着はプレーオフへ。サドンデス1ホール目は苦手意識のある18番。案の定ショットを右に曲げまたもギャラリースタンドに打ち込んだが、絶妙のアプローチで何とかパーをセーブ。すると2ホール目の17番では第2打を左に引っかけ、打球はグリーンサイドの池の淵に。波打ち際からの難しいアプローチも「ライが良かった」とピンそばピタリのスーパーショット。これで流れを呼び込み最後はパーセーブに成功したハースに対し、メイハンがパーパットを外して決着がついた。

 その他、逆転年間王者を狙った世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)は通算7アンダーで崔京周(韓)、アーロン・バデリー(豪)と並び3位タイに入ったが、フェデックスカップポイントランクは3位にとどまった。2日目のトーナメントリーダー、アダム・スコット(豪)はジェイソン・デイ(豪)らと通算6アンダーで並び6位タイ。フィル・ミケルソン(米)は通算4アンダー単独10位に終わっている。

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