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39歳久保谷が9年ぶりの優勝! 石川は5位タイで終戦

2011/10/09 18:02
39歳久保谷が9年ぶりの優勝! 石川は5位タイで終戦

 

 国内男子ツアー、キヤノンオープンは9日、神奈川県の戸塚カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位タイからスタートした久保谷健一が3アンダー69で回り、通算14アンダーまでスコアを伸ばして2002年以来9年ぶりとなるツアー通算5勝目を飾った。今季初Vを狙った石川遼はスコアを伸ばせず通算11アンダー5位タイに終わっている。

 最終日、首位タイに4人が並ぶ大混戦を抜け出したのは久保谷だった。最終組でスタートしたこの日は、序盤の3番パー4でイーグルを奪ってその勢いのままにトーナメントを引っ張るかと思われたが、5番でボギーを叩いて一歩後退。それでも前半を1アンダーで回って通算12アンダーで折り返すと、13番でバーディを奪って首位タイに。その後パープレーを続ける間に、トップタイで並んでいたチャワリット・プラポール(タイ)がボギーを叩いたために単独首位に浮上する。

 そして、単独トップで迎えた17番でバーディパットを沈めて後続に2打差をつけると、最終18番はしっかりパーをセーブして2002年5月のマンシングウェアオープンKSBカップ以来、実に9年ぶりの優勝を決めた。今季は出場16試合でトップ10入りはシーズン序盤の2回のみ。全米オープンに出場し、決勝ラウンド進出を果たすもその後は、初日に好スタートを切っても決勝ラウンドで崩れるなど勝負どころで自分のゴルフを出せなった。その中で久々に勝利の美酒を味わった久保谷は、6歳になる長女に初めて優勝の瞬間を見せることが出来たことも重なり、目に涙を浮かべて優勝を喜んだ。

 一方、久保谷と同じ最終組で回った石川遼は首位タイでスタートするも、前半に4ボギー(2バーディ)を叩いて優勝戦線から後退。後半に入って10番、13番でバーディを奪って挽回するも、その後はスコアカード通りのゴルフとなりイーブンパー72でフィニッシュ。首位の久保谷と3打差の5位タイに終わり、今季初優勝を逃している。

 その他上位陣は、首位と2打差の2位タイにこの日のベストスコア7アンダー65をマークしたブラッド・ケネディ(豪)、初日のトーナメントリーダーのプラポール、小山内護が入り、石川と同じ通算11アンダー5位タイに武藤俊憲、さらに1打差の7位タイに谷口徹、宮里聖志、立山光広らが続いた。

 また、今季2勝目を狙った同大会2009年のチャンピオン池田勇太は、5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの2アンダー70でラウンドし、宮本勝昌、H・T・キム(韓)ら並んで通算9アンダー11位タイで4日間の競技を終えている。

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