逆転賞金王に向けW.シンプソン依然好位置キープ！　今田は予選落ち

　初日首位タイ発進のウェブ・シンプソン（米）が依然として逆転賞金王に向け絶好のポジションをキープしている。

　米男子ツアーのフォールシリーズ第3戦マクグラドレー・クラシック（ジョージア州、シー・アイランドGCシーサイドC）は現地時間14日、第2ラウンドの競技を行い、目下賞金ランク1位のルーク・ドナルド（英）を6万8,971ドル（約530万円）の僅差で追いかけるシンプソンが3アンダー67で回り、通算10アンダーとし単独首位のビリー・ホースヘル（米）に2打差の2位タイの好位置を確保した。

　同じく2位タイにマイケル・トンプソン（米）がつけ、通算8アンダー4位タイに全英オープンチャンピオンのルイス・ウーストハウゼン（南ア）とニック・オハーン（豪）の2人。

「今朝ホテルで目を覚ましたとき、これだけ風が吹いていればタフな戦いになると思っていた。ボギーもあったけれど、我慢してスコアをまとめられた方だと思う。このコンディションの中では上出来」と手応えを口にしたシンプソン。フェデックスカップのポイントランキング2位、さらに賞金ランクでも現在2位につけている彼にとって、今大会で結果を出せば逆転賞金王の可能性が広がる。しかし賞金ランクトップのドナルドがフォールシリーズ最終戦への出場を表明したため、本当の意味での賞金王争い本番は来週。とはいえ来週に向け優位な展開に持ち込むためにも「勝ち負けは別として良い成績を残さなければならない」とシンプソンは気を引き締めた。

　尚、シードは確保しているが賞金の上積みを狙った今田竜二は後半2つのダブルボギーを叩く乱調で7オーバー77。カットラインに7打及ばずフォールシリーズ3試合連続予選落ちが決まった。また、昨季全米オープン王者のグラエム・マクドウェル（北アイルランド）、先週韓国でプロ初優勝を飾ったリッキー・ファウラー（米）、ビジェイ・シン（フィジー）も予選落ちに終わっている。