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F.カプルス今季2勝目へ好発進! 尾崎は来季シードに黄信号

2011/10/15 12:26
F.カプルス今季2勝目へ好発進! 尾崎は来季シードに黄信号

 

 腰痛を抱えるフレッド・カプルス(米)がツキを味方にして首位タイの好スタートを切る中、現在賞金ランク34位の尾崎直道にとって来季のシード権(賞金ランク30位以内)は風前の灯となっている。

 米チャンピオンズツアー、フルフィールド最終戦AT&T選手権(テキサス州、TPCサンアントニオ)が現地時間14日開幕。今大会で賞金ランクトップ30以内に入れば3週後の最終戦、チャールズ・シュワブカップ選手権(11月3〜6日/カリフォルニア州、ハーディングパークGC)への出場が許されるが、さもなければ今大会でシーズンは終わってしまう。

 そんな中、7アンダー65をマークし首位を分け合ったのがカプルスとスティーブ・ローリー(米)の2人。ここ2試合連続トップ10入りのカプルスは8番で10メートルのパーセービングパットを沈めたほか、12番では大きく曲がったティーショットが岩に跳ねてフェアウェイど真ん中に戻って来るラッキーもあっての首位発進に「ツキがあったね。いい感じだよ」と納得の笑顔を見せた。

 今年から同ツアー本格参戦のローリーも、14番で残り168ヤードを8番アイアンで直接カップにねじ込む劇的イーグルを演出し、シニア初Vに向け絶好の滑り出し。現在トップ30圏外のランク42位からの飛躍を誓っている。

 一方、最終戦への出場権&シード争いで崖っぷちに立たされている尾崎は気合いが空回りしたのか、3バーディ、5ボギーの出入りの激しいゴルフで2オーバー74を叩き、出場78選手中58位タイと下位からのスタートを余儀なくされた。シーズン序盤はトップ3入りを連発し、シード確定かと思われたが、シーズン終盤低迷が続き現在賞金ランク34位へ後退。あと4つ順位を上げるためには2日目以降の猛チャージが必要だ。

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