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N.チョイ、今季初Vに向け首位返り咲き! 藍は足踏みで19位タイ

2011/10/16 11:41
N.チョイ、今季初Vに向け首位返り咲き! 藍は足踏みで19位タイ

 

 先週、母国で行われたLPGAハナバンク選手権で、ヤニ・ツェン(台)に3連覇を阻止され2位に終わったナ・エン・チョイ(韓)が、シーズン初優勝に向け単独トップに返り咲いた。

 米女子ツアー、アジアシリーズ第2戦のサイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)は、現地時間15日に第3ラウンドの競技を行ったが、前日と同様に天候が悪化。3時間以上の中断を挟み、日没近くなって競技を終了した。

 精神力が試される展開の中、3位タイから首位に躍り出たチョイは中断後に2連続バーディを奪って4アンダー67をマーク。通算12アンダーとして、2位のブリタニー・ラング(米)に1打差、3位のアザハラ・ムニョス(スペイン)に2打差をつけトーナメントをリードした。ちなみにラングとムニョスは勝てばツアー初優勝となる。

「今日も長い一日でした。前半つまずきましたけれど9番、10番のバーディで流れを呼び込むことができました。内容にはとても満足しています」と先週の雪辱を期すチョイ。選手たちがお喋りで盛り上がったり、中にはボーリングを楽しみながらプレーの再開を待つ中、チョイは「お天気はコントロールできない。すべての状況を受け入れるだけ」とリラックスに努め、再開後に雨に濡れてソフトになったグリーンのスピードに即座に対応。15番、16番の連続バーディで頭ひとつ抜け出した。

 今季はトップ10入り9回を数えながら優勝には手が届いていないが、天気同様に「結果はコントロールできない」と達観しているチョイ。最終日は運を天に任せ、目の前のショットに集中するつもりだ。

 また、この日6アンダー65の好スコアをマークしたベテランの朴セリ(韓)が、通算8アンダーでロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のツェン、前日のトーナメントリーダーのひとりであるステイシー・ルイス(米)と並び4位タイに浮上している。

 日本勢は16位タイからスタートした宮里藍が、出だしの2連続でつまずき1オーバー72止まりで、通算1アンダーの19位タイに足踏み中。3日目にしてようやく60台(69)をマークした宮里美香は、通算イーブンパーで前日の41位タイから28位タイに順位を上げたが、上田桃子は通算1オーバー34位タイにとどまっている。

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