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Y.ツェンとの競り合い制しN.チョイ今季初V達成!

2011/10/17 11:53
Y.ツェンとの競り合い制しN.チョイ今季初V達成!

 

 ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位と4位の争いは4位のナ・エン・チョイ(韓)に軍配が上がった。

 米女子ツアー、アジアシリーズ第2戦のサイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)は現地時間16日、最終ラウンドの競技を終了。前日後続を1打リードし単独トップに立ったチョイが、終盤追い上げた世界ランクNo.1のヤニ・ツェン(台)を1打差で振り切り、通算15アンダーで嬉しい今季初優勝を飾った。この勝利はチョイにとってツアー通算5勝目。さらには韓国勢による米女子ツアーでの記念すべき通算100勝目を達成した。

 この日のチョイは出だし直後の2番でダブルボギーを叩き先行きに暗雲が立ちこめた。しかし、6番、8番でバーディを奪い返してからペースをつかみ、後半も好調なショットでバーディチャンスを演出。ところが4打差の4位タイからスタートしたツェンが徐々に調子を挙げ、15番、16番の連続バーディで両者通算14アンダーで首位に並ぶ展開に。

 これにはチョイも「スタート前は緊張していなかったのに、(前の組の)ヤニ(・ツェン)が15番と16番で連続バーディを獲ったと知って凄く緊張しました。上がり4ホールは緊張の連続でした」と思わぬマッチレースにドキドキが止まらなかった。しかし17番で1.5メートルのバーディパットを気合いで沈めたチョイが1打リードして最終ホールを迎え、危険なハザードを避け無難に2オン2パットのパーに収め勝利をものにした。

「ヤニ(・ツェン)との優勝争いは緊張しますが、とても良い経験になりました」と前週母国のLPGAハナバンク選手権でツェンに3連覇を阻止された雪辱を果たしたチョイ。アジアシリーズでは奇しくも2週連続同期の2人が優勝争いを繰り広げたが、次週はいよいよツェンの故郷・台湾で試合が行われる。「今週はベストを尽くした結果の2位。来週に向け課題が見つかりました」と女王ツェンは手をこまねいている。

 その他、初優勝を狙ったアザハラ・ムニョス(スペイン)が通算12アンダー単独3位、朴セリ(韓)が通算10アンダー単独4位に入り、2日目首位に並んだブリタニー・ラング(米)とステイシー・ルイス(米)は通算9アンダー5位タイにとどまった。

 日本勢は後半3連続バーディを奪って1アンダー70にスコアをまとめた宮里美香が通算1アンダーで23位タイに入ったのが最高。前日19位タイにつけていた宮里藍はスコアを2つ落とし、通算1オーバー32位タイでフィニッシュ。上田桃子は通算2オーバー38位タイに終わっている。

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