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欧州で新星誕生! 石川世代20歳のT.ルイスがプロ3戦目で逆転V!

2011/10/17 13:09
欧州で新星誕生! 石川世代20歳のT.ルイスがプロ3戦目で逆転V!

 

 今年の全英オープンでアマチュア歴代ベストスコアの『65』をマークしトップスタートを切って話題になった20歳のトム・ルイス(英)が、プロデビュー3試合目にして早くも栄冠に輝いた。

 ルイスが逆転優勝を飾ったのは欧州ツアーのポルトガル・マスターズ(ポルトガル、オセアニコ・ビクトリアGC)。現地時間16日に行われた最終ラウンドを首位と4打差の8位タイからスタートさせたルイスは、上位陣のスコアが伸び悩む中、終盤4連続バーディの猛攻で7アンダー65の好スコアをマーク。通算21アンダーまでスコアを伸ばし、前日のトーナメントリーダー、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)に2打差をつけて見事逆転優勝を飾った。

「賞金のことは全く考えていませんでした。ただ勝つことだけに集中していました」とルイス。石川世代のニューヒーローは「勝ったといっても、まだまだ自分が思い描くゴルファー像にはほど遠いです。これから先、もっともっと努力しなければ」と初々しい笑顔を見せた。

 この日のルイスは出だしの1番で1.5メートルのバーディパットを決めて幸先の良いスタートを切ったが、前半は全くの優勝圏外。7ホールを残して7位と上位選手にとってはノーマークの存在だった。ところが12番パー5で2パットのバーディを奪うと、14番では2メートル弱のパットを沈めてバーディ。ワンオン可能な15番パー4ではドライバーで果敢にグリーンを狙い、イーグルこそならなかったが楽々バーディ奪取に成功。16番では10メートル近いパットを捩じ込み、17番でイーグル逃しのバーディと終盤4連続バーディを奪って、あれよあれよという間にリーダーボードの最上段に上り詰めた。

 タイガー・ウッズ(米)でさえ初優勝はプロデビュー5戦目のこと。ルイスが目標とするローリー・マキロイ(北アイルランド)が優勝を飾るまでには38試合を費やさなければならなかった。父が名手トム・ワトソン(米)に憧れ『トム』と命名した息子は、世界ランク6位のマーティン・カイマー(独/通算17アンダー8位タイ)やメジャー通算3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド/通算15アンダー16位タイ)らワールドクラスが集う大会で歴史にその名を刻みつけた。

 その他上位陣は、通算18アンダー3位タイにデビッド・リン(英)、グレゴリー・アブレ(仏)、フェリペ・アギュラー(チリ)、クリスチャン・ニルソン(スウェーデン)らが入っている。

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