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S.ガルシア完全復活!? 地元スペインで単独トップ浮上

2011/10/22 11:27
S.ガルシア完全復活!? 地元スペインで単独トップ浮上

 

 かつてタイガー・ウッズ(米)に次ぐ世界ランキング2位に君臨したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、地元でおよそ3年ぶりの優勝に向け快調なゴルフを続けている。

 スペインで行われてる欧州ツアーのカスティーヨ・マスターズ(クラブ・デ・カンポ・デル・メディタラネオ)は現地時間21日、第2ラウンドの競技を行い、初日4位タイ発進のガルシアが通算12アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに立った。

 かつて世界ランク2位につけながら、その後絶不調に喘ぎ一時は「サッカー選手に転身したい」と長期休養を取ったことも。いつの間にか世界ランクはトップ100陥落間際まで落ちた時期もあったが、今季は全米&全英両オープンでトップ10入りし現在は同ランク49位まで持ち直している。とはいえ全盛期のガルシアを知っている者にとって最近の彼のプレーは歯がゆくて仕方ないが、今週のガルシアはひと味違うようだ。

 この日は549ヤードの8番パー5でセカンドショットをピンそばに寄せてイーグル奪取に成功し、他に7つのバーディ(1ボギー)を奪って8アンダー63と爆発。難易度の高い17番ではバンカーからパーをセーブし「ああいうショットは得意だからね。あれは完璧だった」と自分を褒めた。

「ゴルフの調子はピークに近づきつつある。まだダメな部分もあるけれど、あとちょっとだと感じている。週末はこのままショットとパットが噛み合うゴルフがしたい。リーダーボードのトップに立つ気分は良いね。これが日曜日まで続けば言うことなし。集中力を保って行きたい」と約3年ぶりの優勝に照準を合わせた。一時代を築いた男の完全復活なるかに注目だ。

 その他上位は通算10アンダー単独2位にアレクサンダー・ノレン(スウェーデン)が続き、通算8アンダー3位タイに初日トップのロス・マクゴーワン(英)、マーカス・フレイザー(豪)、ゲイリー・オール(スコットランド)がつけている。一方、地元のヒーロー、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、ベテランのコリン・モンゴメリー(スコットランド)、最近欧州を中心に活動しているジョン・デイリー(米)らは予選落ちに終わっている。

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