L.ドナルド、W.シンプソンと並ぶ14位タイに後退… 賞金王に黄信号
フォールシリーズ最終戦へのエントリーを直前に決め逆転賞金王に意欲を燃やすルーク・ドナルド(英)が苦戦を強いられた。
現地時間21日にフロリダ州、マグノリアGC(=MG)とパームGC(=PG)の2コースを舞台に行われた米男子ツアーのチルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・クラシック第2ラウンド。初日首位タイと好調な滑り出しを見せたドナルドだったが、マグノリアGCをプレーしたこの日はショットとパットが噛み合ず3バーディ、2ボギーの1アンダー71と平凡なスコアに終わり、通算7アンダーで現在36万3,029ドル(約2,800万円)差で賞金ランク1位を走るウェブ・シンプソン(米/MG)と並ぶ14位タイに後退した。
「難しいコースじゃないのにこんなにスコアメイクに苦労するとは…。今日のゴルフは本当に酷かった。情けない」と反省しきりのドナルド。シンプソンを再逆転し賞金王に輝くためには2人以内の2位タイ以上が条件。たとえ2位に入っても、それが3人以上ならタイトルには手が届かない。
それでも、「BMW PGA選手権(5月に行われた欧州ツアーのフラッグシップ・トーナメント)でも泥臭い内容で優勝している。あのときもスコアメイクに苦しんだけれど粘って勝つことが出来た。今週もあのときのプレーを再現出来れば良いのだが…」とまだまだ優勝を諦めていないドナルド。
本人の言葉通り、世界ランク1位に浮上した今年はたとえ出遅れても終わってみればトップ10に入っているという試合が多々ある。シンプソンも「今年のドナルドの安定感は凄い」と語っており、たとえ後退しても週末に巻き返し勝利をたぐり寄せる可能性はある。もし逆転で賞金王に輝けば、史上初の欧米両ツアー同時賞金王の快挙に一歩近づく。
残り36ホール、ドナルドの孤独な戦いは続く。