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Y.ツェン首位再浮上で地元V王手! 藍&美香は10位タイに足踏み

2011/10/23 11:23
Y.ツェン首位再浮上で地元V王手! 藍&美香は10位タイに足踏み

 

 地元の大ギャラリーの応援を一身に受け、ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)が、強風をものともせず単独トップに返り咲いた。

 ツェンの母国、台湾の建国100周年記念行事の一環として行われている米女子ツアー、LPGA台湾選手権は同地のサンライズG&CCを舞台に現地時間22日、第3ラウンドの競技を終了。前日3位タイに後退したツェンが、突風が吹く難しいコンディションの中、3連続を含む7バーディ(2ボギー)を量産し5アンダー67をマーク。ただひとり二桁アンダー(通算10アンダー)までスコアを伸ばし、地元での今季ツアー通算7勝目に王手をかけた。

「スタートする前はパープレーで回れば上出来だと思っていました」と、強風のためスコアメイクに苦しむ自分を予想したというツェン。ところが蓋を開けてみると苦戦したのは他の選手で、ツェンはただひとり別のコースを回っているかのような快調なゴルフで、次々とスコアを伸ばしていった。

「忍耐強いプレーが出来たのが良かったです。パットがとにかく決まってくれました。こうなったら地元の人々をがっかりさせたくないので、ファンの皆さんに勝つ姿を見てもらって喜びを分かち合いたいです」と地元Vに意欲を見せたツェン。2打差の単独2位に大舞台に強いアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、3打差の単独3位には先週3位に食い込み勢いのあるアザハラ・ムニョス(スペイン)がつけているが、ツェンの勢いを止めるのは難しそうだ。

 一方、日本勢も風に苦しみ9位タイからスタートした宮里藍と宮里美香は、ともに2つスコアを落として通算1アンダー10位タイに足踏み。藍は終盤の16番パー3で、ティーショットが突風に煽られ池につかまり、痛恨のダブルボギーを叩き後退。グリーン上でボールが動きそうなコンディションに神経を使った上田桃子も、1バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの我慢のゴルフで2オーバー74と振るわず、通算2オーバーは18位タイにとどまっている。

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